こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
「貴方のことは好きだけど、このままじゃお互いのためにならないから別れよう。」
時々ドラマでこんなセリフを見かけることがありますが
私にはこんな経験これまで無くて、そんなのドラマの中の世界だけでしかないと思っていました。
だけど、今回実際に自分が経験してみて
そういう別れ方も、たぶんあるんだなと身をもって感じました。
あ、安心してください。カメラのお話です。
今日は、富士フイルムのX-E3&X100Fとお別れすることとなった経緯をお話しします。
富士の樹海から一歩踏み出そうと決めた日の話
出会いは突然。だけどきっと必然だったと思う。
彼・FUJIFILMのX-E3との出会いは突然やってきた。
たまたま、年末の大掃除ついでに防湿庫内の使っていない機材を断捨離したら
降って湧いたかのように、突然私の手元にやってきた彼。
他の用事で立ち寄ったお店で、ふと試しに手に取って
そのしっくりした感じと、精巧な作りから、心に強く響いた彼。
突然やってきたような気がしていたけど、本当は必然だったのかもしれないね。
断捨離のついでに何か買えるかも!!ってわかったとき
その当時手に入れたばかりの、メイン機用のレンズではなく
真っ先に、貴方のことを手に入れよう!って、そう思った私がいたのだから。
想像以上に魅力的で、彼はとても素晴らしいこだと感じた
衝動的に付き合い始めたように感じる彼との出会いだったけど、
彼は非常に優秀で、コンパクトな見た目とは裏腹に、生み出される絵は素晴らしく
私の想像以上に、魅力的な要素をたくさん持っていました。
非常にコンパクトで軽いから、子供たちと一緒にいるときでも
控えめに、出しゃばらず、すぐ傍にいてくれた。
だけど、いざって時は頼りになる、本当に見た目以上に出来るキレモノでした。
変化があったのは、あの子が来てから・・・
そんな風に順調だった二人の関係に暗雲が立ちはじめたのは
たぶん、あの子が来てからだったと思う。
貴方と同じくらいのコンパクトさなのに、かなり優秀で出来るあの子X100Fが来てから。
もちろん、あの子を連れてきたのは私だけど
あの当時は、貴方とあの子。二人と同時にうまくやっていけると思っていた。
どちらもとってもよく似た雰囲気だけど、それぞれに素敵な特徴を持っていて
そのそれぞれの特徴をうまく生かして、二人と一緒にやっていける!
当時の私はそう思っていたのは真実です。
だけど・・・あの子が優秀すぎたのかもしれない・・・
見た目やサイズ感はほぼ同じなのに、あの子にはあの子専用のレンズが付いていて
しっかりチューニングされたレンズだから、更に素晴らしい絵を生み出してくる。
貴方が生み出す絵ももちろん素敵だけど、
あの子の薄さ、気軽さで生み出される絵が、更に美しく感じでしまったのも事実。
貴方とあの子、大きな差は本当はないはずなのだけど
やっぱりあの子は専用に作られただけあって、一枚上手だったような気がする。
そこが私の誤算だったのかもしれないね。
それでもやっぱり彼が好き。うまく付き合う方法を模索したり
あの子のすばらしさ・有能さに魅了されつつも、それでもやっぱり私は彼が好きだった。
あの子のことも好きだけど、やっぱり彼のことも好き。
だから、あの子と貴方を両立させるための方法を、あれこれと模索したりしたよ。
これで、あの子との差別化もさらに明確になって
貴方の事、もっともっと上手く活用していける!そんな風に信じていた。
貴方と一緒に行ったハワイ、とってもきれいだったよね。
基本的に雲が多くてどんよりした天気の日が多かったけど
貴方と散策した初日の昼間には、こんな風に素敵な青空が見れた。
貴方と新しいレンズの組み合わせで撮ったハワイの写真はとても素晴らしかった。
夜は出歩けないからと、貴方とお部屋のベランダ越しに夜景を撮ったりしたよね。
ベランダの端っこぎりぎりに貴方をセットした時には
風が吹いて落ちちゃったらどうしようなんて、
すごくドキドキして怖かったこと、まるで昨日のことのように覚えてるよ。
だけど・・・やはりあの子の魅力の前では霞んでしまう
そんな風に、貴方との関係性をさらに強固にしようと思っていたハワイ旅行。
だけど、実際はやっぱり便利なあの子のことを持ち出すことが多かった。
遠い異国の地へのひとり旅だったこともあって
ボディ自体は同じサイズ感の貴方とあの子だったけど、
レンズの大きさ分、さっと出し入れしやすいあの子の方が持ち出す安かったから
結局、あの子のことばかり持ち出してしまっていたんだよね。
あと、あの子の画角に慣れてきてしまっていたから、広角が上手く生かせなかった。
せっかく貴方の居場所を見つけたのに、そこにうまく私がフィットできなかったんだと思う。
そんな状況が浮き彫りになってしまった、ハワイ旅行だったと思います。
大好きなのに彼を生かしきれない。こんな自分が申し訳ない
彼のことは大好きなのに、彼よりもさらに便利なあの子に頼ってしまう。
彼のすばらしさをわかっているつもりなのに、だけどついついあの子に手が伸びてしまう。
そんな状況が最近続いていて、私は貴方に対して申し訳なく感じ始めていた。
貴方のこと、もっと活用しよう!広角が苦手なら標準レンズをつけて持ち出す機会を増やそう!
そんな風に思って、標準レンズを付けた貴方とお出かけしてみたりしたよね。
この小ささと軽さはやっぱり正義だ。
あ。私今日お休みです😰 pic.twitter.com/H6gpzdFbeO— はぴこ@物欲大魔王 (@HappyTravelerwK) May 11, 2018
だけど、普段フルサイズ+単焦点レンズを付けて撮影していたり
明るい単焦点レンズがついたあの子が生み出す写真ばかりを見ていたからか
貴方と標準レンズで生み出す写真が、どうもしっくりこなくなっていた。
特に夜、室内で子供たちを撮ったときの描写が納得できなかったんだ。
そのため、貴方にもっとふさわしいレンズ(XF16-55mmF2.8)を購入したら
もっともっと貴方を生かしてあげることができるんじゃないのか?
そんな風にも思ったけど、
でも、そうしたら、貴方の一番の魅力であるコンパクトさが阻害されてしまう。
貴方のことを生かしたいのに、貴方のメリットを打ち消してしまう。
そんなこと、貴方と私にとって、本当に最適な解じゃないのではないか?
そんな風に思ってしまったんだよね。
で、最終的に思ったのが
「私じゃ貴方を生かしてあげられない。好きだけど・・・お別れしよう。」
そう、決断しちゃったんです。
私なんかが、防湿庫の肥やしにしてしまうよりも
もっと貴方のことを生かして活用してくれる人の下のほうが
貴方は生き生きと本来の性能を発揮できるんじゃないかな?
そう思って、貴方とお別れすることにしました。
あの子がいると彼を思い出しちゃうから・・・
じゃあ、彼X-E3とお別れするとして
彼をそこまで追いやってしまった、あの子X100Fは手元に残して一緒に過ごすのか?
そう、思ったときに、それはそれで彼のことを思い出して辛いなって思ったんです。
彼とあの子は、瓜二つ。
見た目も似ていれば、中身(センサー)もそっくり。
たぶん、何も知らない人が見たら、おんなじカメラを2個持ってる。
そんな風に見えるはず、ってくらいそっくりです。
でも、彼にはできてあの子にはできないこと。
それがレンズ交換なんですよね。
フジの樹海に沈んでいる人にとって、フジのレンズ群はかなり魅力的な存在。
あの子をこのまま持ち続けていれば、きっとおそらく近い将来
再び、優秀なレンズ群を試したくなって、
フジのレンズ交換ができるカメラをまた手元に迎えたいと思うでしょう。
そうなったら・・・また彼の二の舞になってしまう。
そうならないためにも、一度フジの樹海から抜け出してみようと思い
彼X-E3と一緒に大好きなX100Fともお別れすることに決めました。
最後の最後まですごく悩んだんですけどね。
お別れを決意しつつも、やっぱり・・・って手放すことも止めたくなったりして。
それくらい、富士の樹海に並ぶカメラたちは素晴らしい子ばかりでしたから。
さいごに
以上の経緯で、大好きな富士フイルムの2台のカメラとお別れすることにしました。
ただ、2台のカメラとお別れすると、我が家にサブのカメラが無くなってしまいます。
サブのカメラがないのは非常に困ります。
特に子供と一緒の時のお出かけには、この記事にまとめたように
今持っている大きなカメラは邪魔以外の何物でもありません。
と言うわけで、2台のカメラと引き換えに新たなサブ機が必要となりました。
X-E3とX100Fの代わりを務めるということは、
この2台と比較しても、負けず劣らず、素晴らしい写真を映し出すカメラでないと
きっとまた同じように不満を感じで、後戻りしてしまうと思うんです。
と言うことは、この2台を凌駕する性能を持ったコンパクトなカメラ・・・
そう思うと、もうこのカメラしか選択肢はないですよね。
レンズ交換の出来ないコンパクトデジカメなのに
フルサイズのセンサーを持ったこのカメラ・・・
もう、この子しか、あの2台の代わりを務めることは出来ないでしょう。
と言うわけで、次回はSONYのRX1RⅡの購入レビューをしたいと思います!
今日は、夜と言うことで、いつもとは違う気持ち悪いテンションでお送りしました。
最後まで・・・読んでもらえたかはわかりませんが、
読んでいただき、ありがとうございました!!
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