
こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
先日、タイムシェアの勧誘について記事を書きました。

その中で、タイムシェアにはリセールがあるけど、
ペナルティ等気を付けることがあると記載したのですが
そのことについて、今日は詳しく書いていきたいと思います。
contents
お得な価格のタイムシェアリセール市場
「タイムシェア リセール」で検索すると、
ハワイの各タイムシェアのリセール物件を扱う業者がいくつかヒットします。
価格を見ると、びっくりするくらいお安い価格で販売されています。
おそらく正規購入された方から見ると、購入された金額の半額以下の物件もざらにあります。
ハワイ旅行で説明会に行き、浮かれて即決してしまった方は
リセール物件の価格を見て、びっくりして後悔される方も多いのでは?
しかも、タイムシェアのリセールとは、いわゆる「中古物件」と扱っているわけではなく、リセールから購入された方も使用するのは、正規購入者と同じで、購入したホームのユニットを、権利分の期間だけ使用することができるんです。
価格も安いうえに、使用できる物件も同じであれば、そりゃリセールで購入したほうが、断然満足度も大きいはず!と思いますよね。
でも、実は物件によっては、リセール購入者に対して権利の制限がかかっていたりします。
今日は、リセールでタイムシェアを購入する際の注意点を見ていきましょう。
タイムシェア・リセールを購入する際に注意すること
購入に関する手数料が意外と大きい
タイムシェアをリセール購入する際、自分の友達や知り合いに売りたい人がいれば別ですが、おそらくインターネットなどを経由して購入することが一般的だと思います。
また、取り扱っているのは基本的に海外の物件になりますので、日本語の通じるリセール業者を通して購入する方が一般的です。
リセール業者を通して購入する場合、下記のような費用がかかります。
- エスクロー費用(仲介手数料的なもの) 1000ドル前後
- 名義変更費用 400ドル前後
- 公証費用(第三者の署名が必要で大使館等に依頼)10000円前後
- 海外送金費用 5000円前後
そのほかに、購入して権利が移行した時点で、管理費が発生したり、ヒルトンをリセールで購入した場合は、リセール口座開設費用315ドルがかかるので、売り物件リストに記載されている価格以外にも、別途25~30万かかると想定したほうが良いでしょう。

また、大使館や公証役場でサインしてもらいに行く交通費もかかりますし、トータル購入が完了するまでには3か月~半年くらいかかることもあるそうです。
それでも手数料が30万かかったとしても、リセールのほうが安ければ大いに検討する価値ありだと思います。
しかし、リセール物件により安く購入した人が、正規購入者と全く同じ権利を持っていては不公平感が大きいですよね。
そのため、各社リセール購入者にはそれぞれの権利制限が設けられているようです。
各タイムシェアのリセール購入のデメリット
ディズニーバケーションクラブ(DVC)のリセールデメリット
DVCももちろんリセール物件が販売されています。
しかし、DVCのリセール購入者への権利制限は非常に厳しいと個人的には思います。
DVCのリセール購入者は、下記の宿泊施設をDVCポイントを使って利用できません。
- コンシェルジュ・コレクション
- アドベンチャー・コレクション
- ディズニー・コレクション
これ、DVCオーナー以外にはわかりにくいと思いますが、簡単に言うと、DVC専用ヴィラやRCI交換以外にDVCポイントを使うことができません。
ということは、日本人オーナーが使うであろう
- TDR内のディズニーホテル(ミラコスタ・アンバサダー・ランドホテル)
- 香港ディズニー、上海ディズニー付随のディズニーホテル
- ディズニークルーズライン
などに、DVCのポイントを使って宿泊ができないんです。
ポイントが余ったから、TDRのディズニーホテルで消費しようとか、
ハワイは遠いけど、香港や上海のパーク付随のディズニーホテルで消費しようとか
DVCオーナーなら、だれでも一度は行きたいと思うクルーズに乗ろうとか
そういったことをDVCポイントを使って宿泊することができないのです。
また、アウラニのリセール物件の価格を見ましたが、ディズニーのブランド力なのか、それほど値崩れしていないです。
1ドル80円の時代に買ったはぴこ家からしたら、割安感はあまりありません。
現在の価格で買うなら、多少割安だと思いますが、7~8割程度かな?
リセールの制限の大きさを考えると、DVCは正規購入が良いかもしれません。
ただ、日本での消費は考えておらず、アウラニや海外のDVCヴィラでの消費だけを考えているのであれば、リセールはお安くなっているので、希望の物件を購入されてもいいかもしれません。
DVCヴィラを使用するのは、特に正規購入者との差はないようです。
※DVCリセール購入者さんからの情報
DVCリセール購入の場合、メンバーカードがもらえないそうです。
なので、DVCヴィラ利用時に使えるメンバー専用リストバンドや、ショップでの10%OFFなどの特典が受けられないようなので要注意です!
DVCメンバーサイトにはログインできるので、ヴィラの予約は可能なんだそうですが。
微妙に差別してあるんですね。びっくり。
マリオットバケーションクラブ(MVC)のリセールデメリット
アウラニと同じくコオリナにあるマリオットのタイムシェア物件について、リセールで購入した場合のデメリットは以下になります。
- マリオットBonvoyポイントへの交換ができない
- マリオットBonvoyのエリートステータスの対象にならない
ホテルポイント(Bonvoyポイント)への交換ができないため、タイムシェアで使えなかった場合のレスキューがしにくくなります。
Bonvoyポイントだと、アカウントがアクティブであればポイントの有効期限は無期限です。
またBonvoyポイントに交換すれば、JALやANAを含む40社以上の航空会社のマイルに交換できますが、ポイント交換できないので、これもできなくなります。
でもホテルポイントに交換は出来なくても、タイムシェアのポイントのまま宿泊できるホテルを今増やしているようで、国内の沖縄マリオットなどが対象となっています。
なので、国内でタイムシェアのポイントを消費することができるようになりました。
またインターバル・インターナショナル経由で他の物件に交換は可能なので、マリオット以外のハイアットやウェスティン、フォーシーズンズのタイムシェアを利用することもできます。
ホテルポイントへ交換の利率もよくないので、日本国内で消費できるのは良いかもしれません。

ヒルトンGバケーションズ(HGVC)のリセールデメリット
今度、はぴこ家が宿泊するグランドアイランダーはHGVCのヴィラです。

おそらく、タイムシェアのリセールが活発な物件は、こちらのヒルトンの物件ではないでしょうか。
ワイキキのみならず、ハワイ島にもコンドミニアムがありますし、人気の観光地であるラスベガスにもHGVCはあります。
そんなリセールが活発なHGVCの権利制限は以下になります。
- エリートメンバーに昇格できない
- アップグレードできない、ヒルトンの下取りがない
の2点になります。
HGVCのオーナーになると、ヒルトンのホテルで利用できるHオーナーズに加入する必要があります。
エリートメンバーとは、Hオーナーズの上級会員のことで、HGVCポイントを14,000ポイント以上保有することで、自動的にエリートメンバーになるのですが、リセール購入者はなれません。
正直、14,000ポイントって結構大きなポイント数です。
HGVCの中でも、ペントハウスとか高級な物件を所有するくらいのポイント数です。
そういった物件を購入予定でない限り、特に大きな問題はないと思います。
エリートメンバーと言っても、手数料の割引や送迎が付くかどうかの差のようですし。
また、アップグレードに関しても、HGVCはハワイに行くたびに、結構説明会への参加を促されて物件のアップグレードをすすめられるようです。
アップグレード時には、ヒルトンが現在保有の物件価格に応じて下取りしてくれて、アップグレード物件の購入価格に充ててくれるそうですが、アップグレードするためには、数千ドル(100万円以上)の追い金が必要です。
また、意外とリセール購入者にも説明会の勧誘があるようなので、もしかしたら、暗黙のルールでリセール購入者にも下取りの提案はあるのかも。
まぁ、アップグレートする気がなければ特に問題ない項目かもしれません。

はぴこの見解
いつか、叶うかわかりませんが、毎年ハワイに行けるようになるために、はぴこ家がタイムシェアを買い増しするとしたら・・・
おそらく、ヒルトンのリセール物件を購入すると思います。
→購入しました…ヒルトンリセール購入記
上記の通り、エリートステータスもアップグレードの下取りもあまり興味がないですしホテルポイントであるHオーナーズポイントへの交換もHGVCは出来ますし、Hオーナーズポイントへ交換すれば、期限の制限がなくなります。
大好きなディズニーのある舞浜にもヒルトンがありますし、関西住みなので、大阪のヒルトンも利用することが可能です。
小田原にも新たにHGVCのヴィラが建ち、また沖縄にも現在HGVCのヴィラを建設中です。
国内での消費は、DVC同様割高に感じますが、リセールで購入したならば、初期費用が抑えられるので少し安心です。
そういった意味でもHGVCは魅力的ではあるなと思います。

ただ、上記のこと以外にも、はぴこの中での懸念事項があります。
それは
- ワイキキの喧騒が気にならないか
- 半永久的な権利で、相続できるとうたっている点が気になる
の2点です。
1に関しては、DVC購入した2012年のとき、前半はアウラニ、後半はシェラトンに宿泊したのですが、シェラトンのホテルで感じた夜、よく言えばにぎやか、悪く言えばうるさい雰囲気がどうも合わなくて、さらにアウラニが恋しくなった記憶があります。
主なHGVCのホテルがある、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、ワイキキの中心部からは少し離れてはいますが、密集して建てられている上に、日本人も非常に多いようなので、少し気になっています。
その点については9月に実際利用して確かめたいと思っています。→大丈夫でした!
2に関しては、通常購入される方にとってはメリットだと思うのですが、はぴこ的にはデメリットに近い内容だなと思っています。
半永久的に権利を持てるということは、それだけずっと管理費の支払い義務があるということです。
マリオットやヒルトンと異なり、DVCは50年という期限付きなため、50年で管理費の支払い義務も終わる予定です。
50年であれば、なんとか自分たちの代だけで支払いを考えればよく、定年後も20年ほど権利所有期間がありますが、その場合の管理費支払い目的で、すでにドル建ての積み立ても行っています。
やはり管理費の支払いって、ネックだと思うんです。
相続できるといっても、購入した我々親世代は、納得して購入していますが、相続させられる子世代にとっては、負の遺産となりかねません。
将来、ハワイや海外旅行をしたいと思うかもわかりませんし、相続したいのならさせてあげたいけど、いらない場合は可哀そうだと思います。
いらなければ、リセールで売ればいいじゃないと思いますが、リセールではそう簡単に売れるとは思えないです。
もし、自分たちが亡くなった後に、子供たちに必然的に相続義務が発生するならば、おそらくリセールは購入しないでしょう。
それくらい、永久権利は厄介なものだなと思います。
その点も踏まえて、今度の体験宿泊で確認出来たら良いなと思っています。
