
こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
先日参加したマリオット・バケーション・クラブ(MVC)の販売説明会。
日本人のような長くお休みの取れないアジア圏の人をターゲットとしたポイントシステムに変わり、非常に使い勝手の良いタイムシェアとなっていました。

しかし、やはりタイムシェアは初期投資がかなりかかります。
ハワイのコオリナにあるマリオット・コオリナのタイムシェア物件に、隔年で1週間ほど泊まるポイント数を購入するとなると、やはり350万円ほどの初期投資が必要です。
やはり正規購入はこの初期投資が結構大きいですよね。
しかし、マリオットのタイムシェアもヒルトンやディズニーと同様にリセール市場があります。
アジア・パシフィックもまだ数量は少ないですが、リセール物件もいくつか出てきており、正規購入と比べてもかなり価格が抑えられています。
我が家もヒルトンのタイムシェアはリセールで購入したクチ。
ということで、気になるマリオットのタイムシェアをリセールで購入した場合のデメリットなどをセールスさんにぶっちゃけて聞いてきちゃいました!

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Marriott Vacation Clubリセール購入のデメリットとは
ユニット販売と同様にホテルポイントに交換できません

まずリセール購入の一番のデメリットとして挙げられるのが、タイムシェアのポイントをホテルポイント(Bonvoyポイント)に交換できない点です。
MVCアジア・パシフィックポイントは、40倍の交換率でマリオットBonvoyポイントに交換可能です。
ホテルポイントへの交換は2年に一回しか利用できません。
しかし、タイムシェアに行く予定がなく持て余している際にBonvoyポイントに交換しておけば、ほぼ無期限で貯めることができます。
また、Bonvoyポイントに交換すればANAやJAL、UAやその他40社もの航空会社のマイルに交換できるので非常に便利。
タイムシェアを利用しなくても、国内のマリオット系列ホテルやマイルに交換することができるので、やはりホテルポイントに交換できなくなるのはデメリットですね。
Bonvoyのエリートステータスに加算されません

さらにリセールで購入したポイントをたくさん持っていたとしても、マリオットBonvoyのエリート・ステータス付与の対象にならないのもデメリットです。
正規購入でポイントを購入すると、下記のようなBonvoyステータスが権利年が終了するまで付与されます。
ゴールド・エリート | 0~3,999 APポイント |
---|---|
プラチナ・エリート | 4,000~9,999 APポイント |
チタン・エリート | 10,000 APポイント以上 |
しかし、リセールで購入したポイントだとこちらの対象とはなりません。
例えば、正規購入で2,000 APポイント購入し、あとからもう少しポイントが欲しくなってリセールで更に2,000 APポイント買い増したとします。
この場合、トータルで4,000 APポイントを保有することになり、永年プラチナ・エリートになれるような気がしますよね?
しかし残念ながらリセール分は加算されないので、正規分のみゴールド・エリート付与となるんです。
もちろん、すべてのポイントをリセールでのみ購入した場合は、ゴールドも付きません。
ですので、Bonvoyのエリート・ステータス目的で購入する場合は必ず正規購入しなければいけないというわけです。

デメリットはあるけどMVC意外と使えるのでは?
以上の2点がリセール購入者の大きなデメリットとなります。
マリオットBonvoyの特典を使って、いろいろなメリットを感じている人にとっては
- Bonvoyポイントに交換できない
- Bonvoyエリート・ステータスの対象にならない
というのは非常に大きなデメリットに感じますよね。
だけど見方を変えて見てみると、実はそこを重要視しなければかなりリセールでも使えるシステムになってきているんです。
APポイントを使ってマリオット系列ホテルが利用できる!

前回の説明会の記事でも記載しましたが、実は今マリオット・バケーション・クラブの中ではAPポイントをそのまま使って利用できるホテルを増やしています。
ハワイのワイキキにある老舗のラグジュアリーホテルであるロイヤルハワイアンホテルも、APポイントで宿泊できるようになりました。
日本国内でも、沖縄マリオットやコートヤード新大阪など複数のホテルがAPポイントで宿泊可能となってきています。
しかも、Bonvoyポイントに交換して宿泊するよりもポイントの効率は良いんです。
すべてのマリオット系列ホテルに泊まれるというわけではありませんが、選択肢は増えてきているので、ホテルポイントに交換できなくてもそれほど困らないかもしれません。
また、リゾート交換会社であるインターバル・インターナショナルをマリオットが買収したことにより、マリオット以外のタイムシェアをより利用しやすくなると考えています。
APポイントを使って、インターバル・インターナショナルを利用することは制限されていないため、インターバル・インターナショナル利用の為ならリセールでも問題ないと思います!
Bonvoyゴールド・エリートならマリオットアメックスでなれる!

また毎年コオリナに1週間滞在する予定がなく、隔年利用くらいで考えている人なら、おそらく必要なポイント数は2000~3000 APポイント程度になると思います。
2000~3000 APポイントを正規購入で買った場合付与されるBonvoyステータスはゴールド・エリートです。
Bonvoyのゴールド・エリートであれば、マリオットアメックスカードを保有するだけで自動付帯されるので、別にリセール購入者でもゴールド・エリートになれちゃうんです。
別途クレジットカードの年会費が必要ではありますが、発行特典でポイントがもらえたり、更新時には無料宿泊券がもらえるので、それだけで年会費の元は取れてしまうんです。
マリオットアメックスカードの詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
なので、4000 APポイント以上保有する予定がない人であれば、特にリセールで購入してエリート・ステータス貰えなくても特に問題なし!!
MVCリセール購入に向いている人はこんな人
ということで、デメリットを上げてみましたが、何を重視するかで意外と使えそうだということがわかりました。
私の独断と偏見ですが、MVCのリセール購入に向いているのはこんな人かなと思います。
- コオリナやプーケットのマリオットのタイムシェアが好きな人
- 隔年利用くらいで4000ポイント以上保有する予定がない人
- ワイキキのホテルをAPポイントを使って利用したい人
- マリオットのステータスはマリオットアメックス保有でOKな人
やはりタイムシェアのポイントはタイムシェアで利用するのが一番効率がいいので、コオリナやプーケットのMVCのヴィラを気に入っている人が対象となります。
そのうえで、4000pt以上保有する予定がなければリセールでも問題ないと思います。
初期投資を抑えて、その分を航空券に充てたりする使い方ができますからね。
Bonvoyポイントを貯めてマイルやホテルに交換している人にとって、Bonvoyポイントに交換できないのは大きなデメリットのように思えるかもしれません。
だけど、APポイントを使ってロイヤルハワイアンホテルに宿泊できます。
ホテルはAPポイントで確保した方が、ブラックアウトもなく効率も良いです。
その分他で貯めたBonvoyポイントをマイルに交換して、特典航空券や航空券の支払いに充てるという使い方もできるので、意外とデメリットではないかもしれませんよ?

デメリットはそれほど大きくないMVCリセール!
リセールはいろいろデメリットが付きものではありますし、今後ルールの改正によりもしかしたらもう少し締め付けが厳しくなるかもしれません。
とはいえ、初期投資を大幅に小さくできるのは、購入者にとっては嬉しいですよね。
アジア・パシフィックポイントの市場はまだ少ないですが、正規購入の半額以下で提示されている物件がいくつか存在しています。
なので、使い方に特に問題を感じないのであれば、リセール購入はかなりお得にです。
以前は、ホテルポイントに交換できない、マイルに交換できないのでマリオットのリセールは非常に使い勝手が悪い印象でした。
でも、今はAPポイントそのままで利用できるホテルが増えているので、かなり使いやすくなっていると思います!
今後さらにマリオットのタイムシェアが伸びてきそうな気配もあるので、面白くなりそうですね!