こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
私結構マクロレンズ選びに迷走しているというか、なかなかこれ!!っていうレンズに出会えていなかったりもするのですが、
ようやく・・・ようやく・・・出会えた気がします!
それが、Sigmaさんが昨年10月に発売した 105mm F2.8 DG DN Macroです!
いや、最近のシグマ製レンズ、めっちゃ性能良くないですか?
夏に購入した85mmF1.4も空気感が最高に良くて気に入ってますし、今回のこちらのレンズもかなりきりっとパキッと魅せてくれますっ!
ということで、今日はこちらのレンズについて作例つけていろいろお話したいと思います!
シグマ105mmマクロレビュー
マクロレンズ選びは迷宮~ラビリンス~
さて。私のブログをちょこちょことみてくださってる方なら、もしかしたら記憶の片隅に、こいつちょっと前にマクロレンズ買ってなかったか?と思われたかもしれません。
そう思っていただけたら嬉しい。いつも見ていただきありがとうございます!
そうなんです。
昨年末にTokina Firin100mm Macroを購入して、先月レビューしてたんですよね。
うん。レビューしてた。してたわ。
その時、ぎりぎりまでこのシグマの105mmマクロを購入するつもりだったけれど、急遽Firinを購入したんですよ。
それぞれのスペックはこんな感じ。(Firinレビューより引用)
Firin 100mmF2.8 | SEL90M28G | Sigma105mmMacro | |
焦点距離 | 100mm | 90mm | 105mm |
F値 | 2.8 | ||
フォーカス | AF/MF | ||
最大撮影倍率 | 1倍 | ||
手振れ補正 | × | 〇 | × |
防塵・防滴 | × | 〇 | 〇 |
フォーカス | 繰り出し式 | インナーフォーカス | |
フィルター径 | 55mm | 62mm | 62mm |
大きさ | 74×123 mm | 79×130.5 mm | 74×135.6 mm |
重さ | 570 g | 602 g | 710 g |
価格(2021年1月) | 約\45,000 | 約\120,000 | 約\80,000 |
価格が約半額なことに惹かれたので、Firinを購入しました。
それで、Firinちゃん。本当に良くできたレンズなんですよ。
ジーコジーコレンズではありますが、AFもそれなりに早いですし、AF-Cの追従性も悪くなく、ピントもしっかりとらえてくれて。
色ノリもとても良いですし、何よりも軽いので、そこも利点でした。
だけど・・・α7R4で使用すると、拡大した時に少し甘いなーって印象がぬぐえなくて。
モニターサイズで見ても大丈夫ですし、拡大しない人にとっては十分だと思います。
高画素機使ってて、拡大するのが大好きな人だと、ちょっと甘さを感じるのではないかなーと思っちゃいました。
高画素機って怖い・・・
ということで、新たにシグマ105mmマクロに買い替えたというわけです。
いざ!開封!!
という感じで、言い訳はこの辺にして、早速開封していっちゃいます!
シグマのレンズって、どんな価格のレンズでも、この立派なレンズポーチがついてるのが嬉しいですよね。
5万円の70mmマクロでもしっかりケースがついてるのが嬉しいポイント。
レンズポーチつかうか?と言われると、正直使わないんですが、これにレンズが入っている!というだけで気持ちの高揚感とか安心感が生まれるから不思議。
こんなにしっかりしたレンズポーチが付いてくるシグマさん、大好きです。
中から出てきたレンズがこちら。
Firin100mmが全体的につるんと何もなかったのに対して、シグマ105mmはしっかりと必要なボタンや機能が備えられている点が嬉しい。
フォーカスロックボタンに、AF/MF切り替えスイッチ、フォーカスレンジ切り替えスイッチが付いているので、本当に使いやすい設計になっています。
レンズ側でこれらが直でいじれるのは本当に便利ですからね。
Artラインの証であるAマークがついているというわけで、描写もお墨付き。
絞りリングも鏡筒についているので、すぐに回せるのが良いですね。
でも、私はマクロ撮影時は、フォーカスリング回す時に間違って絞りリング回しがちなので、ここはボディ側で帰る方がやりやすいなと感じました。
そんな時は、一番端のAに設定しておけば、ボディ側で切り替えられるようになります。
絞りリングのカチカチ感もスイッチでシームレスに変更できるのも嬉しいですね。
カメラに装着してみた:α7C
早速、α7C装着してみました!
コンパクトなα7Cなので結構レンズでっかちに見えますが、意外とバランスやもった感じのホールド感は悪くありません。
ちなみにつけている保護フィルターはこれ。
ゴールドのラインが昔のシグマレンズみたいで良い感じ。
上から見るとこんな感じ。
マウント部分はちょっとくびれているので、グリップとの干渉もなく持ちやすいです。
フードをつけるとさらに長くなります。
正直フードは私はあまり使わないので良いのですが、ここまで大きくなると、ちょっと持ち出すのに躊躇しちゃいますね。
でも、インナーフォーカスなので鏡筒がこれ以上伸びないのは嬉しいポイント。
このフードは結構固めだなと思いました。
カメラに装着してみた:α7RⅣ
続いて、α7R4に装着してみました。
まぁ、少し軍艦部分があるので、大きさがそんなに感じられないか?と言われたら、しっかりと大きく感じます。
でもやはりこの高画素モンスターのために買い替えたレンズなので、こちらの組み合わせでたっぷりと活用してやるぜ!って気持ちになるくらいかっこいいです。
フードをつけたらこんな感じ。
フードなしだと、レンズヘビーで前のめりになっていたのですが、フードをつけたら前のめりが解消されて、ちょうどいいバランスで収まるようになっています。さすが。
というわけで、ここからの作例はα7RⅣとの組み合わせで写真を上げていきますね!
諸悪の根源・高画素モンスター
α7RⅣ+Sigma105mmMacro作例
玉ボケ比較とフリンジチェック
まずはF値の違いによる玉ボケの様子をチェックしてみました!
F値はそれぞれF2.8、F4.0、F5.6、F8.0と変化させています。
F2.8だと大きくボケてキレイな玉ボケが出ています。ラグビーボール型ですね。
ボケの中には変な年輪などもなくとてもきれいです。
F4.0がほぼほぼ綺麗な丸で良いですね。
F5.6からは、この写真ではわかりにくいのですが、少し玉ボケの輪郭がカクカクしてきてF8.0でもそのカクカク感は残っています。
まぁ、拡大してよーく見ないとわからないレベルなので、問題なしだと思います。
また、HPに色収差を徹底的に抑えたという文言があったので、パープルフリンジが出そうな逆光な枝の写真をパチリ。
確かにフリンジが出そうなところが、色の変化もなくきれいに抑えられていると思います。
ピント面はキリリとしっかり解像していて、拡大しても甘さもなくきっちりかっちり写っていますし、背景ボケは柔らかくなだらかでとっても綺麗。
これは・・・本当にすごいレンズかもしれないぞと思いつつ、お外に持ち出してみることにしました。
一足早い菜の花畑でマクロレンズの本領チェック!
ということで、お天気が良かった先日、マクロレンズの本領発揮のためにお出かけしてきました。
宿泊先のホテルに自転車持参して、家族で一足先に咲き誇る菜の花畑に向かいます。
毎年、2月から一面の菜の花畑が広がるこの場所。
去年は来れなかったけど、今年はお天気が良い日に来れてとっても嬉しいです。
2年前に来たときは小雨ぱらつく中だったので・・・
子供たちは最初は自転車に乗って、菜の花畑横の土手の上を自転車で行ったり来たり。
これ、この写真では伝わりませんが、ピント位置である兄くんを拡大すると、きっちりかっちり解像している兄くんに会えますw
いや、このサイズ感でしっかり顔も甘くなく解像するってどうなの!?
AF速度も、マクロレンズなので爆速!というわけではありませんが、動き回る子供たちをある程度追うくらいには早いので問題なし。
105mmと中望遠域なので、顔が見えないところでは多少迷うこともありますが、顔が見えたら顔認証と瞳AFでしっかりとくらいついてくれます。
何気に鼻が利く弟くん。菜の花の匂いが嫌だったらしく
と逃げて行っちゃいます。
いざ!マクロ撮影!!さすがの解像に笑えてきた
弟くんが菜の花畑から離脱仕掛かっているので、慌てて本来の目的であるマクロ撮影へ!
やっぱりマクロは虫よりもお花を撮るのが楽しい!
インスタとかFrickrでマクロレンズの作例を探すと、大体海外カメラマンが虫のドアップを上げていて、ゾワゾワしながら見ることになるので要注意です!
さて、上の写真。ピント面を拡大したのがこちらなのですが・・・
ここまで拡大してもこの解像感!え!?すごくない!??
α7RⅣは6400万画素なので、もちろん拡大しても高精細なのですが、レンズの性能が追い付いていないと、エッジ分がもやっとしがちなんです。
でもシグマの105mmマクロはしっかりとエッジも立って、きりっと描写出来ていて、レンズ性能の高さがしっかりと感じられました。すごい。。。負けてない。
色ノリも結構良く、菜の花の黄色が鮮やかに出てきます。
前ボケ、後ろボケも柔らかくきれい。
ふんわり春のお花の柔らかい色合いや雰囲気が綺麗に出ていて幸せ・・・
これから大好きな桜の季節も来ますし、世界が色鮮やかになってくるので、そんな世界をもっともっと撮りたくなっちゃいますね!
ってここで、弟くん逃亡により菜の花畑タイムアップです!
ポートレート的にも使えて、汎用性高い
菜の花畑は匂いで逃げた弟くんですが、お花のない場所では松ぼっくりを拾うのに夢中です。
105mmという中望遠域のレンズは、ポートレート撮影に使うのにもちょうどいい焦点距離。
子供たちと適度な距離感を保ちつつ、写真を撮れるので、遠すぎず近すぎずで使いやすいなと思いました。
手には戦利品の松ぼっくり。
背景のボケ感もうるさくなく綺麗ですね。これはポートレートが捗りそう。
兄くんの手にも松ぼっくり。
手のさかむけまでしっかり解像しちゃって困っちゃう。
手だけでなく、ポケットにも何やらたくさん潜んでいる様子・・・
拾った松ぼっくりのまつごろうさん達は、子供たちの実験で水につけられて、しぼむかどうかチェックされていました(笑)
水に浸けるとしっかり傘が閉じるので、面白かったようです。
嘘だと思うならつかってみな♪
10月に発売されて、その描写力がピカイチですごい!と評判の良かった105mmMacro。
実際にピント面の解像感は、高画素モンスターなカメラでも全く問題がない描写力で、拡大してチェックするのが楽しくて仕方ないくらいでした。
正直、高画素機ってレンズを選ぶというか、能力を引き出すためにはそれなりのレンズを使わないと、宝の持ち腐れになる傾向があるんですよね。
α7RⅣを購入してからというもの、それをしっかりと痛感しています。
なので、もしこれからα7R4とか、新発売のα1などを購入する予定があるのでしたら、ぜひレンズの方にも予算を割く準備をしておいた方が良いと思いますよ。
ただ、SONY Eマウントの良い点は、純正だけでなくサードパーティー製にも良いレンズが豊富になってきている点。
特にシグマは、ここ最近のEマウント用レンズはかなり良いレンズばかりだと思います。
私が現在使用している85mmF1.4と105mmマクロは文句なしにおススメできるレンズなので、ぜひ参考になったらいいなと思います!