こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
前回の記事でも最後に書きましたが、8月27日に発売になったばかりのシグマの新しいEマウント用単焦点レンズ85mmF1.4 DG DN Artを購入しました!
シグマが新たにミラーレス専用設計を施して、これまでとは比べ物にならない位軽くコンパクトになったこちらのレンズ。
F1.4の明るさも踏まえて相当期待しておりました。
ということで、週末少しだけ写真撮ってきたので、とりあえずとって出し写真をつらつらと並べてファーストインプレッションをレビューしたいと思います!
シグマのArtレンズ!85mm F1.4 DG DNレビュー
ミラーレス専用設計で小型軽量化されたけど画質に妥協無し
到着した85mmF1.4の箱を見て、まず第一声は
でした。だって、本当にコンパクト。シグマのレンズなのにコンパクトなんです(失礼)
今回購入した85mm F1.4 DG DNの詳細スペックは下記の通り。
マウント | Eマウント用 |
焦点距離 | 85mm |
F値 | F1.4~F16 |
最短撮影距離 | 85cm |
最大撮影倍率 | 0.12倍 |
サイズ | φ82.8mm × 96.1mm |
重さ | 625g |
価格 | \106,920 |
625gをどう感じるかによるんでしょうが、最近重いレンズを使ってばかりだった私にとっては非常に軽く感じました。
だって、同じくF1.4の単焦点レンズであるSEL50F14Zは778gですし。
以前保有していたBatis85mmは475gと軽かったけど、明るさがF1.8とF1.4と違うので、そこはまぁ、F1.4の単焦点レンズとしては軽いなと感じています。
箱を開けると、ポーチが入っていました。
シグマの良いところはどの価格帯のレンズであっても、このしっかりとしたレンズポーチが付いている点だと思います。
以前購入した、70mmマクロは5万円台の価格にも関わらずちゃんとポーチがついていました。
ポーチつかうか?と言われると使いませんが、やっぱりポーチに入っている方が安心ですし、箱を開けた時の高揚感が違いますよね。
箱から出すと、大口径レンズらしく太目なボディのレンズが登場しました!
Artレンズなので、Aマークが輝いていますね。かっこいい。
シグマのレンズの金属的な質感は、高級感がありかなり好きな質感です。
ちなみにフィルター径は77mmです。
AF/MF切り替えスイッチやカスタムボタンがあるのは便利
見た目だけでなく、機能的にもしっかり作りこまれているなと感じられるのがこのボタン群。
AF/MF切り替えスイッチがレンズ側にあると、さっと切り替えられて便利ですし、AFLボタンはカスタム可能。
なので、私はSONYレンズと同じようにフォーカスロックボタンとして使用しています。
また、絞りのクリック感を変更できるOn/Offボタンがあるのも非常に便利。
私はクリック感ある方が好きですが、動画撮影の時とかはクリック感無くしてスムーズに変更できる方が良いですもんね。
反対側の側面には、絞りリングのロックスイッチもついています。
これを入れておけば、勝手に絞りリングが回ることもないので、地味に便利なスイッチ。
Artレンズらしく、撮影にしっかり追従するための機能がしっかりと備えられています。
カメラボディに付けるとこんな感じ。
F1.4の大口径レンズなので、それなりに太さがありますが、バランスとしてはそんなに悪くない感じで、ホールド感も良いですね。
シグマ社長大絶賛のフードを付けたらこんな感じ。
フードを付けると大きく存在感が増してしまうので、私はたぶんフードは付けずに使用すると思います。
ということで、外観のレビューはこれくらいにして、実際に撮った写真を少しだけ載せておきたいと思います。
いずれもカメラボディはα7RⅣ。特にLightroomでの編集は行わずとって出しです。
α7RIVとSigma85mmで撮影した写真をちょっとだけ
ボディ内レンズ補正をONすることを忘れずに・・・!
撮影を開始する前に1つ注意しておくべき点が、ボディ内レンズ補正をONすることです。
というのも、今回のシグマの85mmはカメラ側のレンズ補正が入ることを見越したレンズ設計になっていて、それでコンパクトさと軽さを実現しています。
なので、レンズ補正をオフ状態で使用すると、上の写真左側のようにレンズ周辺部の湾曲が大きく出てしまって、なんじゃこりゃっ!ってなります。
私は普段レンズ補正をオフにして使用しているのでびっくりしました。
カメラ側のMENU⇒画質画像サイズ2⇒レンズ補正を選択して、【レンズ補正オート】に設定してから撮影しましょう。
レンズ補正オートをONにすると右の写真のように湾曲が軽減されるので安心ですよ。
コンパクトなボディは街中でスナップするのにも最適
ということで、早速週末にちょっとだけお出かけしたのでスナップとってみました。
普段街中でスナップ撮影することないので、まぁ、とりあえず目についたものをささッと。
ころころ転がってきたコーヒーの空き缶も、85mmで撮るとなんだか意味ありげに。
F1.4の大口径レンズだからこその立体感を感じることができます。
レンズ補正をオートにしておけば、変な歪や湾曲も感じずに綺麗に補正されていることが感じられますね。すごい。
AFのスピードも、特に不満なく快適に使用できました。
颯爽と駆け抜ける自転車にピントを合わせてもしっかり追従してくれて気持ちいい。
ボケの雰囲気も柔らかく、前ボケ後ろボケともにうるささは感じないかなぁ。
なだらかにボケる感じが綺麗だなと思います。
さすがに85mmという焦点距離はテーブルフォトにはちょっと長すぎる傾向がありますが、それでもこのピント面の薄さは気持ちが良い。
F3.2くらいまで絞ってやれば、しっかり撮りたいものがはっきりわかって、とても美味しそうに撮影できます。
F1.4でもF3.2でもピント面の解像感はカリっとあって、そこはやっぱりシグマらしいですね。
個人的にはガラスのような透明なものを撮った時の写りが結構好みです。
透き通る透明感の表現が綺麗と言いますか・・・非常に良いですね。
謎のオブジェも浮き上がる。後ろの玉ボケも綺麗。
たこ焼き・・・と見せかけて、こちらはシュークリームです。
やっぱり子供のポートレートに85mmは最適すぎるっ!
まぁ、85mmで何が撮りたいですか?と聞かれたら、私が迷わず答えるのはやっぱり我が家の子供たちの写真です。
そう、135mmだと少し離れた場所から撮らないとなかなか子供たちを捉えるのが難しいのですが、85mmだと適度な距離感で撮影できるのが本当に使いやすいんですよね。
135mmの描写も非常に素晴らしくて、これはこれで絶対手放せない最高のレンズではあるのですが、やっぱり普段身近で子供を撮るのは85mmが私は使いやすい。
お部屋にいながら、パッと撮っても、頭の後ろのホコリまでしっかりとらえる感じが素敵。
頭の上の方、赤紫っぽくなってて、パープルフリンジかな?と思ったのですが、たぶんテレビの赤い色が頭に反射してる影響だと思います。
何よりもこの浮き上がる感じがたまりません・・・
望遠レンズでも望遠端で撮れば背景ボケは実現できますが、適度な距離感、85mmの焦点距離でこのボケ感が得られるのはやっぱり嬉しい。
隠してしまっててわかりませんが、もちろん瞳AFで瞳にびしっとピント来てます。
子供と程よい距離感で、背景をぼかしたポートレート的に撮れるのはやっぱり良いですよね。
その点でも、軽い85mmの単焦点レンズは私にとってはやはり必須だったということで。
こんな日常間のあるお行儀悪い姿もぱぱっと残せるのがやっぱり良いなと思います。
やはり、子供との距離感や自分の立ち位置を考えると、まだまだ我が家には85mmが必要。
旅行中でもポートレート的に写真が撮りたいなら、軽くて大口径の85mm単焦点レンズは必須だなと改めて感じました。
コンパクトになったけどさすがArtレンズな描写です!
ミラーレス専用設計でコンパクトにした分、レンズの湾曲補正はボディに任せる。
これまでのシグマの設計思想では出てこないような思い切ったレンズが登場しました。
シグマのレンズは描写力は素晴らしいけど、重くて大きいのがネック・・・
というのがこれまでの通説でしたが、見事にそこを打ち破ってきたな!と感じます。
コンパクトになりつつも、描写はやっぱりシグマらしい妥協のなさで、ピント面の解像感はやっぱりさすがの一言です。
SONY Eマウントにとって、85mmという焦点距離は結構豊富にあり、かつどれも非常に素晴らしいレンズばかりでユーザーとしては嬉しい悩みを抱える焦点距離です。
そこに新たに殴り込んできたシグマの85mmF1.4というレンズ。
SONYのGMレンズとはまた違う思想で切り込んできたかなり優秀なレンズです。
SEL85mmF1.8にBatis85mm、SEL85F14GMとこのシグマの85mmF1.4。
どのレンズを選んでも間違いないくらい素晴らしいですが、軽さと明るさを両立させたいならシグマの85mmF1.4は最高の相棒になると思います!
こんにちは。
たいけんです。
運動会、終わりました。
結局、新レンズは買わず望遠はコンデジにお任せすることとしました。
正直なところ、
・70-180mm F/2.8(TAMRON)
・28-200mm F/2.8-5.6(TAMRON)
・70-300mm F/4.5-6.3(TAMRON)10/29新発売
・85mm F1.4 DG DN(SIGMA)
いずれも魅力的なレンズで迷ってしまいまして、
そうこうしているうちに運動会がやって来たのでした(笑)
単焦点85mmは魅力的ですね。
写真初心者なので価格から考えれば、ソニーの無印85mmでも十分かなとも思っていますが。
また、望遠も1本欲しいところです。
普段使いで、300mmまでいるかどうかとか。
完全に沼にどっぷりとはまっています。
どうしたもんやら。
そろそろ紅葉の便りも届く時期で、
新レンズが欲しくなります。では・・・
>たいけんさん
こんにちは!
望遠ズーム悩みますよね。
タムロンの70-300mmも追加されて
より選択肢が増えたおかげで悩みが増えるw
私はとりあえず70-200mmと100-400mmで
運動会(今年はごっこ)に挑もうと思っています。
秋の紅葉シーズンとか、レンズが楽しい季節になってきましたね♪
こんばんは、いつもブログとTwitter拝見しております!
初めてのコメント失礼いたします。
α7Ⅲを使用しておりタムロン大三元を揃えたのですが、単焦点の解像度と明るさに惹かれているところです!
圧縮効果を使ったスナップ撮影用に中望遠の85mmを検討しております!
SIGMA85mm F1.8DG DNとBatisの85mmで迷っております。。。
はぴこさんは両方お持ちなようですが、この二本の比較などはされましたでしょうか?
>324さん
こんにちは!お返事が遅くなり申し訳ありません。
Batis85とSigma85の比較ですよね。
実は、この2本同時期に所有していなくて・・・
春に70-180mmを購入するからとBatis85を手放してしまって
でもやはり85mm単焦点の使い勝手の良さが忘れられなくて
85mmを再度手に入れるためにSigma85を購入しました^^;
比較できなくてすみません。
個人的に使ってみた感想としては
Batis85・・・軽さと手振れ補正が魅力。描写はBatis25の方がキレがある
Sigma85・・・少し重いけど、解像感やキレの良さはかなりいい感じ
というイメージです。
>はぴこさん
ご返信遅くなってしまい大変申し訳ございません。
ご返事ありがとうございます!
70-180mm私も使っておりまして、一番出番が多いレンズです!
その中で単焦点が欲しい!ってなりました
Batis85手振れ補正優秀なんですね!
フィルター類もタムロンレンズと流用できて魅力だなと思ってます。