こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
春になったと思った矢先の寒波の影響で、なかなか咲かない関西の桜。最近、ようやく暖かくなって、今週末は見ごろを迎えてくれました!
この季節だけ、期間限定で散りゆく桜。
せっかくなのでしっかりと写真に残したいですよね。
カメラ好きとしては、季節の花と子供の写真を綺麗に撮りたいです。
さて、ポートレートといえば85mmとか135mmの明るい中望遠単焦点レンズが最適といわれています。
主役を浮き立たせて、背景を綺麗にぼかすことができ、顔に変なパースがかからないので人物の顔を綺麗に写し取れる焦点領域だからです。
じゃあ、中望遠から望遠気味なら望遠ズームでもポートレート行けるんじゃないの??とふと思いついたので、今回望遠ズームと単焦点レンズとでポートレートを撮り比べてみました。
使用した機材は、望遠ズームレンズチームはSEL70300Gとα6500の望遠域最強タッグ。
中望遠単焦点レンズチームはBatis 85mm F1.8とα7RⅢのフルサイズ単焦点連合。
フルサイズとAPS-Cの差はもちろんありますが、なかなか良い勝負になったと思います!
SEL70300G+α6500で桜ポートレート
35mm換算105mm-450mmの望遠ズームはやはり便利
まず初めに、α6500にSEL70300Gを付けた望遠チームでの写真を並べていきたいと思います。
今日の桜ポイントは、家から歩いていける距離にあるので、兄くんはキックバイク、弟くんは三輪車に乗って、みんなで歩いていきました。
望遠ズームレンズは、ズーム範囲が広いので自由に画角を変えて取れるのがやはり便利です。
キックバイクがどんどん進んで走り回る兄くんも、好きな構図で捉えられるので、後方から遅れて歩く母には非常に楽に写真を撮ることができました。
それほど人がいない場所なので、望遠レンズで離れて撮ってもさほど問題はないですが、これが桜の名所などで人が多い場所だとなかなか撮れないだろうなと思います。
先日撮影した河津桜だと、人も多いのでなかなかズームレンズで子供たちの全身撮ったりというのは厳しいかもしれませんね。
超望遠域での圧縮効果が良い!立体感も損なわれていない
35mm換算450mm付近の望遠端になると、やはり圧縮効果が強く出て、桜が非常に密集して咲いてるような雰囲気を演出することができます。
実は、ここの場所、まだ満開とまではいっておらず、7~8分咲きくらいだったのですが、望遠ズームの圧縮効果のおかげで、満開の桜並木に見えますよね。
淡いピンク色の桜が凝縮されている感じでとても綺麗に撮ることができました。
SEL70300GはGレンズだけあり、やはり描写力も素晴らしいレンズです。
望遠端でもしっかりと被写体を捉え、立体感のある写真を撮ることができました。
やっぱりα6500との組み合わせは強いなと思います。AFも早いし迷わないし。
ちょこまかと自在に動く兄くんをしっかりと撮ることができました。
ポートレートを撮ってもきれい!
じゃ、ポートレート的な写真はどうかと言うと、これまた結構行けちゃうんです。
F値が4.5-5.6の決して明るいレンズではないのですが、望遠側でバストアップくらいの大きさで撮ると、きれいに背景もボケていい感じに撮ることができます。
F値がそれほど小さいわけではないので、背景の様子もしっかりと撮れるのが良いですよね。
今回のように、桜並木に遊びに来たという雰囲気を残しつつ、子供にフォーカスして写真を撮る場合などには、背景も程よく残るので、非常に撮りやすいなと感じました。
やっぱり桜を見に来てて、桜の様子が全く写ってないというのもさみしいですからね。
風景を絡めた人物撮影というのであれば、構図も組みやすいズームレンズは子供とのお出かけにはアリだなと感じました。
テレマクロが楽しい!桜もここまで大きく撮影できます。
これはSEL70300Gレンズに限ったことなんですが、このレンズ、望遠端で結構被写体によれるので、テレマクロ的な撮影もできて便利です。
桜の花をアップで撮って、望遠ズームレンズながらしっかりしべにピントが合った解像感のある写真が撮れるので、このレンズで撮るテレマクロが結構好きなんですよね。
ここまで大きく桜の花が撮影できます。
なかなか、ピントを合わせるのはシビアですが、ボディとレンズの手振れ補正のおかげでぶれなくしっかり撮ることができました!
Batis 85mmF1.8+α7RⅢで桜ポートレート
F1.8の中望遠レンズは背景がとろとろに溶けすぎちゃう!?
次に中望遠単焦点レンズであるBatis 85mmF1.8をα7RⅢにつけた場合のポートレートです。
明るいレンズで私がやりがちなのが、絞りを開放しすぎて、背景とろんとろんにしてしまい、背景に何があるのかさっぱりわからなくしてしまうこと。
子供をメインで撮りたいので、それはそれで良いのですが、せっかくの桜の季節に桜並木で撮っているのに、これじゃ、どこで何をしている写真なのかわかりませんよね。
1~2段絞って使わないと、桜が桜として認識できないので、要注意です。
どうしても単焦点レンズの醍醐味であるボケを大きく撮りたくなっちゃうんですけどね。
単焦点レンズならではの立体感は圧巻です。
とは言え、やはり単焦点レンズならではの立体感というか、解像感というか、そういうなんて言うのでしょう、描写力はやはりすごいなと思います。
ブログサイズに圧縮してしまうとちょっとわかりにくいんですが、やはりオリジナルサイズで見た時の立体感がすごいです。
ピントの合っている子供たちの存在感が半端ない。(語彙力なくてすみません)
よって、大きく切り取ってもよし。
座って花壇の下のタンポポを見つけたよ!とこちらを見ている時でもこの立体感。
背景のボケ感もやっぱり綺麗・・・
望遠ズームとは違って、子供との距離感が近くても、背景をぼかして立体感を持たせた写真が撮れるのが、やはり子連れとしては嬉しい限りです。
背景をそれほど重視せず、主役を際立たせたいときにはやはり単焦点レンズですね。
さすがポートレートに最適だと言われるレンズだな!と感じました。
まぁ、あまり寄れるレンズではないのでお花を大きく撮ることはできないですけどね。
シチュエーションによって使い分けできそう!
という感じで、望遠ズームレンズと中望遠単焦点レンズを付けて、それぞれ撮ってみた感想をつらつらと載せてみました!
やはりどちらがポートレートに向いている?と言われると、適材適所かなと感じました。
- 子供たちが大きく、離れて遊んだり行動することが多い
- 背景もある程度状況がわかる状態で残したい
- あんまり動き回りたくないw
というときは、望遠ズームで撮る方が思い通りに撮れるかなと思いました。
- 子供たちが小さく、常にそばにいて撮影したい
- 主役を際立たせて、背景はぼかした撮影を行いたい
- 構図は足で動いて決める方が好き
そんな人には、中望遠単焦点レンズの方が向いていると思います。
なので、ポートレートを撮りたいからと言って、必ずしも中望遠単焦点レンズを買う必要もなく、望遠ズームレンズで対応できる場面も多いんだろうなと感じました!
とは言え、やっぱりあの単焦点レンズのとろとろ感や立体感は病みつきになりますけどね…