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自宅で最高のナポリピッツァが食べたくてポータブルピザ窯を購入するも失敗し4年越しで大成功した話

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こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。

みなさん、ピザ好きですか?私は大好きです。

その中でも、とりわけナポリ系のピザならぬピッツァが大好きです。

デリバリーなどで食べられる、アメリカンピザもそこそこ好きですが、モチッとした生地にぷっくり額縁、そして木の香りの焦げ目がついた窯焼きピッツァが大好物です。

でも、なかなか窯焼きのピザって食べられないですよね。

食べたいけどなかなか食べられない。でも食べたくて食べたくて震える・・・

そんな気持ちを抱えていたある日、だったら自分で作っちゃえばいいじゃん!となり、無謀にも自宅でナポリピッツァにチャレンジすることにしました。

無謀なチャレンジで、初回は失敗して撃沈してしまいましたが、4年越しにようやく大成功を収めたので、失敗の要因と必要な物、そして成功例を紹介したいと思います!

はぴこ
はぴこ
まずはピッツァについて学ぶために、こちらの本を参考にしました

ド素人のピッツァ奮闘記始まり始まり・・・

自宅でナポリピッツァが食べたいぞ!

ナポリ系ピッツァにとって焼成温度が最重要課題

自宅のレンジやオーブンでピザを作ったことがある方なら経験されていると思いますが、自宅のオーブンではパン系かクリスピー系のピザしかできません。

縁がぷっくりと膨らんだ、ナポリ系のピッツァを焼くには自宅のオーブンだと温度が低すぎるからです。

ナポリ系ピッツァを焼くベストな焼成温度は400℃前後

400℃前後の高火力で、1~2分の短時間で生地の下から一気に焼き上げるので、生地内のガスが膨らんで、あのむっちりぷっくりの美味しい額縁が出来上がるんです。

自宅のオーブンだと、設定温度は一番高くても350℃くらい。

庫内も狭いので、ピザ生地を出し入れしている間に庫内温度が下がってしまって、一気に焼成!というわけにはいかないんです。

そのために、ナポリ系ピッツァを提供しているお店には薪窯が必要なんです。

じゃあ、自宅に窯を作るか?と言われると、さすがにピザだけのためにメンテナンスも必要な薪窯を作るのは大変です。

そこで、私が購入したのが組み立て式のピザ専用窯。

これならば、不要な時は折りたたんで収納可能ですし、木製のチップを使用して燃やすので、木の香りも感じられる焼成感になります。

しかも、最高で500℃まで上昇するので、窯温度もばっちり!

私は2017年に購入したので、上記のものですが、現在はさらに改良されたものが販売されているようです。

これならキャンプなどにも持っていけるので、アウトドアでピザパーティーを楽しむことができます。

 

しかし初回は大失敗。失敗の要因は・・・?

というわけで、購入したのは2017年のGW直前。

早速、意気揚々をナポリピッツァにトライしたのですが・・・まさかの大失敗!

まず初回の失敗した要因を分析してみます。

燃料の木製ペレットの選択ミス

まず、このピザ窯の燃料は薪ではなくこちらの木製のペレットです。

木製ペレットは安価ですし、薪よりも燃えやすく扱いやすいところも自宅でやるには最適だなと思っています。

で、このペレットを購入する際に、【ペットのトイレとしても使用される】と記載されていたので、ペット用のペレットを間違って購入してしまったんです。

購入したペット用ペレットは木100%ではなく、コーンスターチなどの混ぜ物が入っていたようで、燃えやすいけどすぐに灰になってしまって、全然窯温度が上がらなかったんです。

そう、ペット用のトイレとしても使用出来るけど、燃料としてはやはり100%の木製ペレットを購入する必要があったわけです。

今回使用したのは、こちらの木質ペレット

これ1袋あれば、かなりの回数使えるので、もうここはケチらずに100%木のものを選びましょう。

 

人手が全く足りなかった(子供が小さいと厳しい)

2017年GWはまだ弟くんが6カ月くらいで、放置できない年齢でした。

なので、いざピザを焼こう!としても、主人は赤ちゃんだった弟くんとまだ3歳の兄くんに手を取られ、窯の準備から温度管理、ピザの準備から何から何まですべて私一人でやる必要があったんです。

アウトドア経験のない私にとって、窯の火おこしなんて初めての経験ですし、ペレットも間違って購入してるから全然窯温度も上がらないしで、四苦八苦。

そのうえ、弟くんがお母さん何してるんだー!!って感じで泣いたりして、本当にてんてこ舞いでした。

ピザは上手く焼けないわ、窯の中でひっくり返して焦がすわ、ほんと散々でした。

はぴこ
はぴこ
子供が小さいうちは絶対にやるもんじゃない・・・

初回の失敗で、見事に心が折れてしまった私は、自宅deナポリピッツァプロジェクトを一旦ペンディング。

以降、見ないふりをして過ごしました・・・

4年越しのリベンジで見事成功!成功の秘訣は・・?

4年ぶりの再チャレンジ。生地の準備から念入りに

失敗の傷を抱えつつ、4年間見ないふりをしていましたが、とある日はぴおさんから

はぴお
はぴお
週末、ピザしようよ!生地仕込んでおいてね!

との通達が。はぴおさんもピザ窯が封印されているのが気になっていたらしい。

今なら、子供たちは邪魔することはありますが、ある程度手は離れているので、はぴおさんも一緒に窯の準備が出来るはず。

なので、リベンジすべく、ピザ生地の仕込みを開始しました。

今回私が準備したピザ生地のレシピはこちら(生地2枚分)。

  • 強力粉 250g
  • 水 150ml
  • 塩 5g
  • ドライイースト 2.5g
  • サラダ油 小さじ半分

上記をホームベーカリーのピザ生地モードで捏ね2個に分割
冷蔵庫で3日間かけてじっくり低温発酵させる

本格的なピッツァであれば、粉はカプート社のサッコロッソで、イーストはビール酵母かなければ生イースト、捏ねは手ごねで・・・という風になっていますが、

さすがに家庭でそこまでこだわるのはしんどいですし、手を抜けるところは抜いてやりました。

強力粉は、ホームベーカリー用に購入している春よ恋を使用。

ホームベーカリーが、最大粉量280gまでだったので、4枚分の生地を作成するために2回に分けて生地を作りました。

ドライイーストも、普通のパン用のドライイーストです。

お塩はちょっとこだわって、ミネラル分が豊富なゲランドの塩を使用しました。

本来ならばもう少し塩分量は多いのですが、前回しょっぱすぎたので少なめに。

あとは低温でじっくり発酵させることで、イーストにゆっくりしっかり仕事してもらいます。

もし3日間もかけて発酵するのが大変だったら、温かい室温で1日かけて発酵でもOKです。

乾燥しないように、タッパーに入れて発酵させてくださいね。

3日間かけてしっかり発酵させると、グルテン膜がしっかりと出来て伸びの良いピザ生地が出来上がるのでお勧めです。

ちなみにソースは適当に

  • トマト缶(粗越し)
  • ニンニクと乾燥バジル少々

という感じで混ぜ合わせたものだけでOK。塩を調整すれば立派なソースに早変わり。

ナポリ系のピザソースは、加熱する必要はないので簡単にできます。

本来はニンニクとバジルはソースに入れないのですが、風味付け程度に入れました。

これで、事前準備は完成です。

 

いざ火入れ!ガスバーナーでがっつり火を入れましょう

さぁ、いよいよリベンジです!

まずは窯に火を入れます。チップは燃えやすいと言ってもなかなか燃えなくて苦労しました。

最終的にガスバーナーでしっかりと全体的に火をつけて燃やしました。

この時、煙突以外の蓋はすべて締めておかないとなかなか燃えないので要注意。

これはカセットボンベに直接つけられるタイプで使いやすくて便利。

クレームブリュレの上のカリカリも作れるので、1台あると幅が広がります。

はぴおさん、素手でやってますが、耐火グローブ必須です。この後火傷していました。

このペレットを入れている部分は、焼成中は相当熱くなりますし、後ろから炎が出てきたりするので要注意。

お子さんが近付かないようにしましょう。

燃料の追加は、上部から行えます。

焼成中はここあけてると庫内が冷えるので、基本的に締めておきましょう。

ということで、今回はしっかりとペレットに火が付いたおかげで・・・

おおおおお!!!

おおおおおおおおおおおお!!

ピザ窯内に炎がしっかりと周り、期待通りのピザ窯が完成しました!やったーーーー!!

蓋を締めてしっかりと窯内を予熱すると、ご覧の通りしっかり400℃越えになりました!

そうそう。ピザ窯内の温度管理は最重要なので、非接触型のレーザー温度計があると便利です。

カスタム (CUSTOM) 放射温度計 -50~500℃ レーザーポイント機能付 IR-211
カスタム(CUSTOM)

500℃くらいまで測れるタイプを購入しましょう。

ピザ窯が温まったらピザを焼くぞ!

窯内の温度がしっかりと上がったら、いよいよピザを準備します。

手で生地を広げて、ピザ用ソースを塗り、生ハム載せてモッツァレラチーズをのせます。

モッツァレラは、失敗が怖かったので安いスライス系のモッツァレラにしました。

そうそう。ピザ生地準備の時の最重要課題は、

  • 絶対に麺棒は使わずに、生地は手で広げる

です。これ絶対大切。テストに出るので、しっかりチェックしましょう。

ナポリ系ピッツァのぷっくり膨らむ生地にするためには、ある程度生地内にイーストが出すガスを残しておく必要があります。

麺棒でピザ生地を広げてしまうと、ガス抜きされてしまって、膨らまないクリスピーな生地に仕上がってしまうんです。

なので、ぷっくり生地にしたいなら、麺棒をつかわずに手で伸ばしましょう!

しっかりグルテンが出来ていたら、生地の端を持って持ち上げれば、自重でびろーんとある程度伸びるので、クルクル回しつつ伸ばしていければできますよ!

そして、ピザ窯に入れたら・・・・大成功――!!!

本当は、一気に生地の下から焼き上げる必要があるので、アルミホイルは敷かずに直接ストーンの上に置くのが最適なのですが

付属のピザピールが扱いにくいので、前回それで失敗して、窯内でひっくり返しちゃったので、今回はアルミホイルを使用して入れています。

だけど、しっかりとこんな風に額縁が膨らんで、美味しそうな焦げが付いたピッツァが焼きあがりました!

感無量・・・

薪ではなく燃料はペレットですが、ちゃんと木の香りが付いた焦げで、これはかなり美味しい!

子供たちが大喜びでパクパク食べてくれました。

次回はちゃんとしたピザピール用意しよう。

 

窯内の温度はしっかりチェック!

今回、使用していて感じたのは、窯の扉を頻繁に開けてると窯の温度が結構変動するなということ。

燃料を追加したり、ピザの状態を確認するために頻繁に開けてると、あっという間に300℃くらいまで温度が下がってしまいます。

なので、ピザを投入する度に、ペレットを追加して、しっかり窯の蓋を締めて窯内の温度を上げてから生地を投入することが重要なようです。

しっかりを窯の温度を上げて投入しても、やはり火のそばと手前側では焼け方が違うので、時々取り出して場所を変えたりして焼いていけば・・・

ぷっくり美味しいピザが完成出来て、本当に幸せです。

ピザ窯の横に出して、そこでピザカッターでカットして、焼き立て熱々をみんなではふはふ言いながら食べられて最高でした。

このピザカッター、切りやすくておススメですよ。

4枚中3枚は、トマトソースで作り、最後の一枚はチーズと蜂蜜で蜂蜜フロマッジョに。

これ、後から失敗だと気づいたのですが、たぶん焼くときはチーズだけで、食べる時の仕上げに蜂蜜を載せるんですよね、きっと。

初めからはちみつをかけてしまいましたが・・・

ちゃんと焼けて一安心!

蜂蜜フロマッジョは兄くんがかなり気に入ったようで、何度もお替りして食べてくれました!

弟くんは、トマトソースの方がお気に入りだったようです。

最後まで美味しくピッツアを焼くことが出来て本当に幸せでした。

気になる窯から出てくる煙ですが、こんな風にちょっと黒っぽい煙が発生します。

なので、必ず外で窯は使用しましょう。

ご近所への影響ですが、うーん。家のお庭でBBQしてるのと同程度かなという感じでした。

近所でもBBQしてたら、周りに良い香りが広がるので、同じ程度かなと思います。

最後は、燃料庫内の燃えてるペレットを水の入ったバケツの中に入れてしまえば、後は窯の温度が下がってから分解して収納すれば後片付けは完了です。

ペレット自体も、本当に使用料も少なく、燃えカスも少しだけなので、非常に経済的。

大量の薪を用意する必要もないので、かなり使い勝手は良いなと思いました!

自宅で本格的なピッツァが出来ちゃった!

自宅で作っているので、ある程度妥協して手を抜けるところは抜きつつも、要所はしっかりと押さえることで、かなり自宅作成ナポリ系ピッツァとして満足できるものが出来ました!

もちろん本場に比べたら、全然なのでしょうが、それでも家でこれが出来るなんて大満足です。

  • 焼成温度は400℃前後で一気に
  • ピザ生地はしっかりとグルテン膜を作って手で伸ばせるほどに
  • ピザを伸ばす時は絶対に麺棒は使用しない!

ここを絶対に守れば、ナポリ系のピッツァが出来上がるんじゃないかなと思います。

もちろん、パン系やクリスピー系のピザも美味しいですが、

やっぱりもっちりぷっくりのピッツァが自分で作れたら、最高に幸せな気分になれます。

お庭に石窯を作るのは大変だけど、窯が欲しい!!って人には、ポータブルのピザ窯はかなりおすすめだと思います!

燃料も安価ですし、キャンプなどにも持っていけるので、アウトドア好きな人もぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

 

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