こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
我が家のレンズ群も大体欲しいレンズは揃って、隙のない強力な布陣になったと思っています。
サブ機として導入したα6300用にも超広角レンズと便利ズームがあるので、とりあえずなんでも撮れる状況ではあります。
とは言いつつも、せっかくのAPS-Cセンサー搭載のα6300なので、小型なボディを生かした単焦点レンズもあると良いんだけどなぁ?という気持ちもありました。
しかし、単焦点レンズはα7RⅢ用のSEL55F18Zが結構お気に入りで、50mm近辺はこれで十分です。また、RX1RM2もあるので、35mm近辺も間に合ってる・・・
出来ればα6300のコンパクトさを生かしたサイズ感で、かつSEL55F18Zにはない遊び感があるレンズが欲しいな~と考えていました。
そんなところに、先日中国のメーカーである7artisansがEマウントのAPS-Cセンサー専用のMFレンズの発売のニュースが飛び込んできて、画角・明るさがもろに私好みだったので、これだ!!と思い、お値段も手ごろだったことから思わず購入してしまいました!
というわけで、今日は早速こちらのレンズのレビューをしていきたいと思います!
7artisans 35mmF1.2レンズ購入レビュー
Eマウント専用レンズでアダプター不要なのが嬉しい!!
今回は久々に箱からレビューしていきます。
いわゆる中華レンズと言われているレンズなので、あまり期待はしていなかったのですが、意外と箱もしっかりしていて、丁寧に梱包されて届きました。
開封した後がわかるようにシールをはがすとVOIDの文字が浮かび上がります。
側面にはこんなかわいいカメラマークが。
Procamera lensとはなかなか思い切ったロゴマークですね。
レンズのスペックは、35mm(換算52.5mm)でF1.2の大変明るいレンズになります。
Eマウント用レンズになるのでEマークが付いてますね!アダプター不要なのは嬉しい!
重さは150g。図でもわかるように大口径用の大きなレンズと、レンズボディも金属でできているため、サイズの割にずっしりと重量感があり、質感は悪くないです。
レンズのリング類の回し具合も滑らかで、重たすぎるわけでもなく軽すぎるわけでもない。良い感じの滑り感があって、使い勝手は良好でした。
箱を開けると、中国語と英語表記の説明書と保証書。レンズを入れるポーチが付いていました。
α6300に付けたらめっちゃカッコいい!
早速、α6300に装着してみました!色味も雰囲気もα6300の質感に合っていますね!
アダプターが無いので、不要な部分も無く、そのまま装着しているのですっきりカッコいい!
大口径レンズらしく、絞り開放では、レンズの内部の絞りが大きく開いています。
フォーカス調整リングは、レンズの一番先端部分で、調整しやすいように指かかりがあるため、操作もしやすいです。絞りの引っかかりはないため、どこに合わせたかはわかりにくいのですが、まぁ、目分量でやるレンズかもしれませんね。
サイドから見ても、アダプターが無いのですっきりコンパクトに感じます。
SONYからもこんな風にコンパクトなカッコいいレンズが発売してほしいですよね!
手振れ補正とかは付いていないので、選ぶ人は限られますが、コンパクトで明るいレンズが欲しい人も一定数いると思うんで、ぜひ作ってほしいなぁ。
最後に上部から。やっぱりカッコいい!
注意しなければいけない点は、Eマウントレンズではありますが電子接点はありません。
そのため絞りリングで調整した絞り値はexifデータには記録されませんので、注意が必要です。
7artisans 35mmF1.2レンズ実写(作例)レビュー
F1.2の薄いピントはハマればきりっと解像
それでは、実際にこのレンズを使って撮影した写真を作例として少しレビューしたいと思います!
まずは届いてすぐに夜の室内でさっと撮った写真が上の写真です。
F1.2の開放ではピント面以外はふんわりトロトロにとろけていて、柔らかいボケ感が綺麗だなと思いました。なかなかすごいぞ!
α6300はMF時には、ピント調節アシストとしてピーキング表示ができます。
なので、ピーキングを活用すれば、MFでも何とかピントを合わせて撮影でき、こんな風に止まっている子供であれば、結構びしっとピント合わせることができました。
上の弟くんの写真、瞳部分にモザイクかけててわかりませんが、ピントがバシッと合うとこんな風にまつげの一本一本までしっかり解像して撮ることができました。
この価格のレンズでF1.2でここまでしっかり写せるのか!と驚いた1枚です。
白い背景で写すと、若干周辺減光が見られますが、これはこれで味と感じれますね。
これなら、家の中で食事中の子供の写真なんかも撮れるし、何よりもMFでピーキングを活用してフォーカス合わせて撮るのが楽しい!
子供はなかなかじっとはしてくれませんが、それでもMFがうまくハマってカリっと撮れた時の達成感というか、嬉しさがあるのでまた違う楽しさ発見しました。
ボケは若干ざわつくけど、距離があればそこそこ綺麗
室内でばかり撮影していてもアレなので、ちょっと外にも出てみました。
道端で見つけた木の実?
前後にたくさん葉がある状況下での撮影なので、ちょっとボケがざわざわとうるさい感じになっています。
走り回る弟くんを奇跡的にバチっと捉えた1枚も、背景の草のボケ方がちょっとうるさい?
背景ががちゃがちゃしていなければ、ふんわり綺麗にボケるので、背景によってはうるさくも感じるし、良い感じにもなるし、バランス考えて構図を考えるとうまくいきそうです。
レンズフレアは出るけれど、それも味と言えるかも
あと、オールドレンズや安いレンズの気になるところと言えば、レンズフレアの出方がどうなのか?というところじゃないでしょうか。
上の写真は、レンズフレアが出るようにあえて太陽を入れて撮ってみましたが、まぁ、それなりにフレアやゴーストは出ると思います。
また、フレアを入れようとしていたわけではないのですが、ちょうど逆光気味になった場所で撮った写真で、上のように盛大なフレアが発生したこともありました。
なので、気になる人はフードを使って予防したりした方が良いかもしれません。
だけど、なんとなくオールドレンズのような写りにも感じるので、私は結構好きですけどね。
オールドレンズ、気にはなっていましたが、チリやカビが気になるので手を出せずにいましたが、こちらのレンズなら、新品なのでそういった点の心配はありません。
オールドレンズライクな写りが気になるし、MFレンズを試してみたいとは思うけど、高価なレンズはちょっと手が出ない・・・って人にはぴったりだと思います!
大口径のMFレンズを低価格で安心して楽しめる!
今まで子供を撮るときはAFで撮らないとスピードについて行けなくて撮れないと思っていたので、MFレンズは手を出さないようにしていました。
とは言いつつも、MFレンズでじっくり撮るのも楽しそうで、そういうレンズを試してみたいなと思う気持ちも少なからず持っていました。
そんな折に、好きな50mm付近の画角で、大好物のF1.2というかなり明るいレンズが発売され、しかも活用したいと思っていたα6300に装着できるEマウントのAPS-C専用だったので、思わず購入してしまいました。
購入した後も、MFだしうまく使いこなせなかったらどうしよう・・・と思ったりもしましたが、実際手に取ってみたら質感も良いですし、撮れる写真も良い感じで不安は一気に吹っ飛びました。
AFのレンズも楽しいけれど、MFでじっくりピント合わせて一瞬にトライするという撮り方もまた、違った楽しさを感じることができますね!
もちろん、子供を撮るにはAFが欲しいことの方が多いので、やはりこれまでのレンズを使う機会も多いと思いますが、ふとMFで練習したいなって時にピッタリです。
今回私が購入したレンズは、FUJI用Xマウントやマイクロフォーサーズ用マウントもあるようです。
大口径の明るいレンズを試したいけど、お値段が気になる!!って人は、気軽に試せる価格だと思うので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
ちなみにフィルター径は43mmです。私が付けているミッキーのレンズキャップはこちらです。
黒は現在売り切れているようですね。
保護フィルターも43mmを購入して付けています!子供の手が伸びてくるので必須です。
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