こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
発売日にゲットした新しいV-log用カメラのZV-E10。
APS-Cセンサーを搭載したレンズ交換式のカメラなので、当然レンズも交換可能です。
同じEマウントであるフルサイズ用レンズも装着可能なのですが、APS-Cセンサーなので画角が35mm換算で1.5倍されてしまいます。
なので手持ちのレンズも使えるんだけど、どれも1.5倍されてしまうため広角が足りない…
V-log撮影に使うなら、やはり広角、できれば超広角の軽いレンズがあると便利なわけで…
そんな要望に見事マッチするのが、今回紹介するSamyang AF 12mm F2 Eです!
35mm換算18mmという超広角レンズでありながら、F2.0と明るいので、暗い室内での撮影や、自撮りでも背景ボケを楽しめる、そんな撮影が可能です!
ということで、今回Samyang AF 12mm F2 Eを紹介したいと思います!
【今回はKenko Tokina様より提供いただきレビューしています】
いろいろなEマウントレンズをZV-E10につけてみたシリーズはこちらをどうぞ。
軽い超広角単焦点レンズ!サムヤンAF12mm F2 E!
自撮りや旅行V-Log撮影に最適な明るい広角単焦点レンズ
Samyang AF 12mm F2.0 Eは、APS-C専用単焦点レンズです。
これまで、Samyangの12mmはMFであり評判も良かったのですが、今回AFとなりさらに使い勝手がよくなったのが特徴。
しかも軽くてコンパクトなので、本当にZV-E10にぴったりのレンズ。
気になるスペックの一部はこちらになります。
焦点距離 | 12mm(35mm換算18mm) |
---|---|
F値 | 2.0~22 |
最短撮影距離 | 19cm |
フィルター径 | 62mm |
サイズ | 59.2mm×Φ70mm |
重さ | 213g |
実売5万円前後で、35mm換算18mmの明るい超広角単焦点レンズが買えるのは嬉しいですよね。
ZV-E10の広角レンズに関しては、よくSONY純正のSEL1018がおススメされるのですが、こちらのレンズはF4通しレンズでちょっと暗めなんですよね。
もちろん、手振れ補正の効きは純正レンズの方がいいですし、SEL1018自体も非常に写りの良い優秀なレンズです。
ただ、私が広角を良く使用するのが旅行先でのホテルでの撮影などが多く、どうしてもAPS-CでF4通しのレンズというのはちょっと暗いんですよね。
ということで、解放F2.0という明るさは旅行先でお部屋の写真や室内での広角写真を撮る人にとっては非常に魅力的な数値だと思います!
SEL1018も以前所有していたんですけどね。
コンパクトなケースもついています!
それでは早速開封していきます。
箱を開けると、AF24mmF1.8と同様に、コンパクトなケースの中に入っていました。
このコロンとしたレンズケースがコンパクトで非常にいいんですよね。
24mmとサイズ感は同じで、持ち運びに便利!
続いてレンズは・・・フードつけてもこのコンパクトさ!
コンパクトですが、F2.0の超広角レンズということもあり、鏡筒はちょっと太めでフィルター径は62mm。
だけど、レンズが凸になった出目金状態ではなく、ちゃんとフィルターも装着可能です。
同時期に発売となったフルサイズ用単焦点である24mmF1.8とはデザイン的にちょっと違う感じですね。
24mmはレンズの結構目立つ位置に赤いラインがありますが、12mmの方は、ちょうどフードで隠れるような、そんな一に赤いラインがあるのみでシンプルです。
SONYのカメラのシナバーリングが嫌な方もいるように、ここは好みの問題ではありますが、シンプルな見た目は良いなと思います。
コンパクトなZV-E10に装着するとピッタリ!
早速ZV-E10に装着!!
ボディがホワイトなので、黒いレンズだとちょっと違和感?と思いますが、意外とパンダ的配色で悪くないかも・・・
上から見るとこんな感じ。
シンプルでレンズ自体が短めなので、ZV-E10とのバランスは非常に良いです。
この花形フードも小さいので、常に装着した状態でも場所をとらずいい感じ。
コンパクトなカメラボディなので、小さめのレンズが非常に似合いますね!
ということで、あまりお出かけできていないので写真も少ないのですが、ちょっとだけ室内での作例を紹介したいと思います。
ZV-E10+AF12mmF2.0E 室内での作例
18mmの超広角でダイナミックな写真が撮れる!
まずはお出かけの際に、助手席から後ろに座る子供たちをパッと撮影。
狭い車内が広々と見えるくらい、換算18mmってやっぱり広い!!
普段SEL1635GMを旅行用レンズとして重宝していますが、こんなに軽くてこの広さが撮影できるのは非常にありがたいなと思いました。
お出かけ先で、周りの情景も含めて撮影するのが好きなので、こんな風にダイナミックに切り取れるのはやっぱり面白い!
変な歪みなどもなく、端っこまでしっかりと撮影出来ていると思います。
気になる室内での撮影も、F2.0というレンズの明るさのおかげでAPS-Cセンサーでも暗所ノイズが目立つこともなくバッチリ!
まだZV-E10のRAWがLightroomに対応していないので、RAWデータでの確認はできていないのですが、jpegではのっぺり感もなくきれいに撮影出来ていると思います。
もちろんレンズが暗くたって、落ち着いて撮影すればISO感度を上げずに室内撮影も綺麗に撮影できます。
ただ、我が家の場合写真のように暴れん坊達との闘いの中で、なるべく綺麗なうちに撮影しよう!!と焦って撮るので、落ち着いて・・・ってのが厳しくて(涙)
鏡に向かって、なぜか七三分けにしている子供を見つけた時に、さっとぱっと撮れるのは、やはり明るいレンズの恩恵からくるものだと思います。
間接照明だけの洗面ルームでも、きれいに撮影することができました。
風景も見たまま広く撮れるのも広角レンズならでは。
実はこんなに広角の単焦点レンズを使用するのは初めてなのですが、意外と使いやすいな~と思いました。
19cmまで寄れる!背景も綺麗にボケる!
また、広角では背景ボケは得られにくいと言われますが、最短撮影距離が19cmと寄れるので、ぐっと被写体によることで、背景をぼかした写真も撮ることができます!
F2.0ですからね。
ぐっと寄るとピント面の薄さを感じますが、広角レンズなので、寄っても背景まで含めてしっかりと切り取ることができます。
ただ、超広角ゆえに近接するとパースがかかったような描写になりますね。
とはいえ、端っこになるミニカーの文字もしっかりと描写していますし、非常に優秀。
テーブルフォトでも広い範囲の撮影ができるので、テーブルの上に並んだたくさんのお料理をしっかりと撮れるのも、旅行レンズとしては最適ですよね。
広角なので背景に気を付けないと、雑多なものまでも映ってしまいますが・・・
逆に寄ってぼかしてしまってなかったことにする!というのもできるのが、このレンズの強みだと思います!
LightroomのアップデートでRAWの現像もできるように!
また10月末のAdobeのアップデートで、ようやくLightroomがZV-E10のRAW情報に対応できました!
SONY ZV-E10
Lightroomのアップデートで
RAWが読めるぞ~
RAWが読める読めるぞ~
RAWが読めるぞ~♪— はぴこ@物欲トラベラー (@HappyTravelerwK) October 27, 2021
ということで、その後テーマパークで撮った写真をRAW現像したものを少し作例として載せておきます。
超広角レンズと遊具施設の組み合わせはやっぱりいいですね!
下から撮っても上から撮っても・・・
周辺まで流れることなくしっかりと撮れてるのはさすがだなと思います。
明暗差が激しい場所でもRAWから現像すればいい感じにできる!
ZV-E10は動画専用機っぽく紹介されがちですが、さすがαのカメラ。
静止画撮影もかなり使えるなーと思いました!
食べ物を撮るのもバッチリだし。
背景の玉ボケも柔らかく、きれいですね!
さらに、色ノリの良いレンズなので、こんな風に綺麗な夕焼けを背景にしたシルエット撮影なんかも綺麗にできてます!
これはちょっとトリミングしてますが、まったくもって問題なしですね。
広角で日が沈んだ後のグラデーションを広く撮ると、空の色の移り変わりがよくわかります。
APS-Cセンサーなので、フルサイズと比べるとダイナミックレンジはちょっときついかなーとは思いますが
それでも空も海も緑も、ぱきっと綺麗に撮れて、軽くて使い勝手の良い組み合わせだと思いますっ!
ついでに、ZV-E10+SamyangAF12mmF2の組み合わせで撮ったタイムラプスもこちらに。
夕暮れ後ロングバージョン!
とはいえ、やっぱりちょこちょこ動いてる^^;#ZVE10#SamyanAF12mmhttps://t.co/HyqwQJr5mn pic.twitter.com/JffSLMq6wd— はぴこ@物欲トラベラー (@HappyTravelerwK) October 31, 2021
家族と一緒に滞在しているので、ちょこちょことカメラ動いちゃってますが。。。
Lightroomに対応して、さらに使い勝手が向上したので、撮影が楽しくなっています♪
動画撮影時の問題もファームウェアのアップデートで解決
また、こちらのレンズ、発売当初に
- SS優先で動画撮影時に露出が不安定になる
という不具合が発生していました。
こちらはすでにファームウェアのアップデートで改善している問題です。
もし購入したレンズで上記のような露出がちらちらと不安定に変わる現象が発生した場合は、日本の代理店であるKenko Tokinaでアップデート可能なので連絡してくださいね。
ということで、初期の不具合も改善し、いよいよV-logカムであるZV-E10に最適なレンズになりました!
やはり明るい単焦点レンズで広角撮れるっていのは非常にありがたいというか、旅行写真や動画を撮影している人にとっては不可欠なレンズじゃないでしょうか。
旅先での様子をダイナミックに切り取れる広角レンズ。
一度使用したら病みつきになるくらい、旅行にぴったりのレンズですよ♪