こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
α7RⅢ用のレンズが一通りそろって、なんでも撮れる状況になっているためか、最近は新しく導入したα6300向けのレンズが気になってしまっている状況です。
というのも、α6300用としては超広角域はボディと同時にSEL1018を購入しているので問題なく、望遠域はもともと持っていたSEL70300Gとの組み合わせが最高なので、問題ありません。
そう、超広角域と望遠域は揃っているのですが、一番使うであろう標準域がカバーできていないんです。
元々、RX1RM2のサブとしてα6300を購入したのですが、コンパクトさと取り扱いの良さから、もう少し使用頻度をあげて使いたいなと思うようになったというのも理由なのですが、SEL1635Zではズーム範囲もせまいですし、ズームリングも逆方向ですし、何よりも重いので使い勝手がイマイチなのです。
なので、出来れば専用の標準ズームレンズがほしいなと思っていろいろと比較してみたところ、まぁ、SONYのAPS-C用のズームレンズのラインナップの悩ましいこと悩ましいこと。
どれを選んでいいかさっぱり分からないので、頭の中の整理をする意味でも、私的それぞれのレンズのメリットデメリットをまとめてみました!
SONY EマウントのAPS-C用標準ズーム選びが難しすぎる!
α6000シリーズ用標準ズームレンズで気になるのは4種類
α6500やα6300α6000用に作られたSONY製の標準ズームレンズで、私が気になるのは4種類。
- E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(SELP1650)
- Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS(SEL1670Z)
- E PZ 18-105mm F4 G OSS(SELP18105G)
- E 18-135mm F3.5-5.6 OSS(SEL18135)
どれも、35mm換算24~27mmの広角域から、中望遠~望遠域までをカバーするズームレンズです。それぞれのスペックで気になる点を抽出してみました。
SELP1650 | SEL1670Z | SELP18105G | SEL18135 | |
35mm換算 | 24-75mm | 24-105㎜ | 27-157.5㎜ | 27-202.5mm |
F値 | F3.5-5.6 | F4 | F4 | F3.5-5.6 |
手ぶれ補正 | 有 | |||
最短撮影距離 | 25cm | 35cm | 45cm | 45cm |
最大倍率 | 0.215倍 | 0.23倍 | 0.11倍 | 0.29倍 |
防塵防滴 | 無 | |||
サイズ | 64.7×29.9mm | 66.6×75mm | 78×110mm | 67.2×88mm |
重さ | 116g | 308g | 427g | 325g |
価格(2018/9月) | 約29,500円 | 約75,700円 | 約49,400円 | 約59,800円 |
こうしてみると、ズーム域も値段も重さもばらばらでなかなかどれにしていいのかわからないですよね。というわけで、それぞれの特徴について、まとめてみます!
E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS(SELP1650)の特徴
SELP1650は超小型で薄型のズームレンズ。キットレンズとして使用されています。薄型ながら手ぶれ補正を搭載した電動ズームレンズで、小型でコンパクトなα6000シリーズにはベストマッチなサイズ感ですね。
何よりも116gという軽さは、とにかくコンパクトに軽く持ちたい!って人には嬉しいですよね。広角も16mm始まりなので、換算24~75mmと標準レンズとして十分な画角をカバーしている使い勝手の良いレンズです。
また、社外品ですがこちらの自動開閉キャップを使うと、電源ONと同時にレンズが使えるのでとっても便利!
子連れだと、子供を抱っこしつつ片手で操作できるというのは非常に便利に感じると思います。
広角端ではF3.5と明るめなのもうれしいポイントですね。
キットレンズとして選ばれているだけあって、非常に使いやすそうなレンズです。
ただ、私には望遠単が50mmな所がちょっと物足りないかなと感じます。
コンパクトなのはうれしいのですが、RX1RM2と併用になるので、出来ればもっと望遠域をカバーして、うまく使い分けが出来るようになるのが理想的です。
SEL1650のメリット
- とにかく軽くて薄くてコンパクト!
- 16mm始まりなので、広角のダイナミックな撮影も可能
- 電動ズームなので、コンデジを使っていた人には使いやすい
- 動画撮影には電動ズームが便利。
SEL1650のデメリット
- 望遠端が50mmと少し物足りない
- 望遠側ではF5.6と暗くなってしまうのがネック
- 瞬時にズームを動かしたいときに電動ズームはちょっと面倒
Vario-Tessar T* E 16-70mm F4 ZA OSS(SEL1670Z)
続いての候補、SEL1670Zは、私の大好きなZEISS銘を冠したズームレンズです。
35mm換算24~105mmというズーム範囲は、キヤノンやソニーからもフルサイズ用に同じズーム範囲のレンズがあるくらい、非常に使い勝手のよいズーム範囲なんですよね。ほぼこのズーム領域で撮りたいものは撮れると思います。しかも、広角から望遠側まで、F4通しでF値が変わることなく使用できるのも使いやすいです。
広い範囲をカバーできるにもかかわらず、305gと非常に軽量にまとまっているのもこのレンズの良い点で、これくらいの重さなら、軽量なα6300ともバランス良くおさまりそうな気がします。
子連れでの旅行やお出かけにコンパクトに持ち運べてぴったりなのではないでしょうか。
ただ、ZEISS製だからでしょうが、とにかく価格が高い。
候補に挙がった4種類のレンズの中で、1番高いレンズになります。
確かに、描写力はそこそこあるようなのですが、コスパとして考えると、ずば抜けているわけではないようで・・・その点も購入する人によってはネックになる部分ではないでしょうか。
SEL1670Zのメリット
- ZEISS製F4通しズームレンズ!
- 換算24-105mmというかなり便利なズーム範囲
- 描写力もそこそこ良い。
- 軽くて結構寄れる。
SEL1670Zのデメリット
- 高い。
- 値段を考えると、写りはもう一声欲しい?
- 軽いけど、レンズ長はそこそこ長い
E PZ 18-105mm F4 G OSS(SELP18105G)
35mm換算27mmから157.5mmの望遠域までをF4通しで利用できる便利なズームレンズ。
しかも、パワーズーム搭載なので、電動ズームでズームできます。
手ぶれ補正も搭載されているので、α6300やα6500で4K動画を撮影する時に、スムーズにズーミング出来るので非常に便利なレンズです。
しかも、APS-C用標準ズームレンズで唯一のGレンズなので、写真自体の写りも保証済み!!
かなり使い勝手の良いレンズになるのですが、いかんせん重いのです。
425gなので、フルサイズ用超広角レンズであるSEL1635Zよりは100gほど軽いのは軽いのですが、それでも、そのほかのAPS-C用レンズと比べると、100g以上重くなってしまいます。小型軽量を求めるなら、ここはちょっと残念ポイントですよね。
そしてもう一つ残念なのが、「寄れない」レンズであるという点。
最短撮影距離は45cmなので他のレンズと変わらないように思えますが、これは広角端での話で、望遠端では95cmと、全然寄れなくなってしまうんです。
なので、撮影最大倍率が0.11倍と小さく、被写体を大きく写し出す!ということは期待できないんですよね。
SELP18105Gのメリット
- 標準ズームレンズ唯一のGレンズ
- 換算27~157mmまでF4通しで広くカバーできる
- 電動ズームで動画撮影時もスムーズにズームできる
SELP18105Gのメリット
- 重い、大きい
- 寄れない。被写体を大きく撮れない
- 電動ズームなのでズーミングが少し面倒
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS(SEL18135)
現在、α6500とα6300には高倍率ズームレンズセットが発売されていますが、そのセットに付属するのがこちらのSEL18135になります。
35mm換算27~202.5mmとかなり広い範囲をカバーするズーム域で、おそらくこのレンズを持っていればほぼ撮れないものはないのでは?と思えるくらいのいわゆる便利ズームになります。
運動会ではもう少し望遠がほしくなるかもしれませんが、それ以外ではほぼこのズーム域で事足りるでしょう。
高倍率ズームレンズの割に、重さも325gと軽量な点もα6000シリーズに似合いますよね。
かなりの望遠域までズームできるため、最大撮影倍率も4つのレンズの中では一番大きく写せる値となっています。
ただ、便利ズームの弊害と言うべきところなのですが、やはり写りはそこそこという口コミもちらほら。すごく良く写ると言われていたり、望遠域の写りは、超それなりだという意見もあったり。
まぁ、ズーム範囲が広いですからね。利便性を取るか写りを取るかというところかもしれません。
SEL18135のメリット
- 換算27~202mmの超高倍率ズームで撮れないものはほぼない!
- 高倍率ズームなのに軽量でとり回しが良い
- 一番新しいレンズなので、設計思想が最新
SEL18135のデメリット
- 便利ズームになるので写りは際立って良いわけではない
- そこそこ大きい
- 望遠域がF値5.6と少し暗め
気になるのはSEL1670ZかSEL18135。選べない・・・
というわけで、4種類のレンズを見てきました。
SEL1650はコンパクトで薄くて軽くて、小型軽量なα6300にぴったりだし
SEL1670ZはZEISSレンズだし、結構ズーム範囲も広いし写りもよさそうだし
SEL18105GはGレンズだし、電動ズーム便利そうだし、動画に強そうだし
SEL18135は便利ズームだし、広角側明るいし撮れないものはなさそうだし
どれも全部魅力的だけど、どれも少しずつデメリットも目について、何というか、どれも選べない!!これは、非常に困りました。とってもとっても悩ましいラインナップです。
α6300の起動力とRX1RM2との棲み分け、使い勝手の良さや写り等を考慮すると
- SEL1670Z
- SEL18135
が私の中での候補になるのではないかと正直思います。
でも、どちらが最適なのか、どちらも一長一短あって、どうにもこうにも決められません。
というか、今あるレンズ・今あるカメラでしばらくじっくり撮るというのも良いかもしれないなと最近思い始めています。
とはいいつつも、出来ればGWのハワイ旅行までは欲しいなという思いもあるので、α6300の標準ズーム選びはもう少しじっくり考えていこうかなと思います!