こんにちは!はぴこです。
α6300をサブ機として手に入れてからというもの、そのコンパクトさと軽さが気に入って、ちょこちょことよく使っています。
特に、望遠レンズであるFE 70-300mmF4.5-5.6(SEL70300G)との組み合わせが意外とバランスが良くてお気に入り。
レンズ自体が854gと重いので、572gのα7RⅢに装着すると、バッテリーやフィルター含めると1.5キロ超えてくるのでかなり重いです。でもα6300なら361gなので200gくらいは軽くなるため、体感としてはだいぶ軽く感じます。
望遠レンズなのでAPS-Cの方が有利ですしレンズ内手ぶれ補正も強力なので、屋外であればα6300がベストかもしれないなと思って使っています。
しかし、そうはいってもα7RⅢにもAPS-Cモードがあります。カメラの性能的には、α7RⅢの方が新しいカメラですし、いろいろと機能もテンコ盛りです。画素数は、APS-Cモードにすると1800万画素になりますが、それでも十分な画質の写真が撮れることも確認済です。
となると、やはりα7RⅢのAPS-Cモードとα6300の画質比較してきたくなっちゃいますよね。
特に誰からも需要は無いかもしれませんが、せっかく手元にカメラとレンズがあるので比較してみようと思います。
SONYフルサイズのAPS-CモードとAPS-Cカメラの望遠画質対決!!
舞台は奈良の絶景ポイント若草山
望遠域の画質対決の舞台として選んだのは、奈良の絶景ポイントである若草山。
まさに「あおによし」って感じですね。
奈良市一体を見降ろすことが出来るこの若草山からの眺めは最高に気持ちいいです。
思わずのびをしたくなっちゃいます。
また、若草山頂上までは有料道路経由ではありますが、山の頂上まで車で来れるのも素晴らしいポイント。重い機材を背負って山登りしなくて良いって、なんて素敵!夜には夜景がとっても綺麗です。
もちろん、男性同士で来てもきっと楽しい。はず。
車で来なくても、奈良公園から歩いて登ってくることもできるので、鹿達ももちろんいます。鹿の●までしっかり解像してしまう解像感よ。
角の生えた鹿と対峙するのは怖いよね。
そういえば10月の初旬に、鹿の角きりのイベントがあるそうなので、角ありバージョンの写真を撮りたい方は、今週末が最後のチャンスですよ!!
という、素晴らしい景色の中、一人機材を持ち込んでレンズを変えたりボディを変えたりしつつ、望遠域での画質対決を行いました!
SEL70300Gを使ってα7RⅢとα6300対決!ついでにSEL18135も
今回対決に使用するボディは、α7RⅢとα6300。
α7RⅢはせっかくなので、フルサイズとAPS-Cモードでも比較を行ってみました。
使用するレンズはメインはFE70-300mm F4.5-5.6 G(SEL70300G)です。
でもせっかくなので、高倍率ズームレンズであるE 18-135mmF3.5-5.6(SEL18135)も対決に加えましょう。
比較する画像はすべての組み合わせでカバーしている35mm換算200mm(微妙に前後してますが)です。F値はF9。
大きい画像でチェックしたい人もいるかもしれませんので、Flickrに元データを載せています。撮影情報もそちらをチェックしてくださいね。
対決1本目!α7RⅢ vs α6300 遠景対決!
若草山山頂から平城宮跡をズーム
まずは遠景対決。
若草山からは奈良市が一望できますが、一応指標として平城宮跡の朱雀門をセンターにして撮影しました。まぁ、200mmなのでそれほどズームをしているわけではありませんが、遠いのでちょっと霞んでいます。
それではそれぞれの写真です。
α7RⅢ(フルサイズ)+SEL70300G
α7RⅢ(APS-C)+SEL70300G
α6300+SEL70300G
α6300+SEL18135G
撮影データ等はFlickrで確認していただければと思います。
正直・・・ぱっと見た感じでは大きな差は感じませんよね。
F9と結構絞って撮影しているので、どの組み合わせもしっかり解像しているように感じます。
朱雀門部分を拡大してみる
全体ではよくわからなかったので、中心部分の朱雀門部分を拡大してみました。
それぞれのカメラの有効画素数が違うので、だいたい同じようなサイズにしています。
同じサイズで確認すると、やはりα7RⅢ(フルサイズ)が高画素ではあるため、精細に撮影出来ています。
しかし、APS-Cサイズの3つの画像は、はっきりと違いがあるようには、私は感じませんでした。これだけ離れた朱雀門であっても、しっかりどの組み合わせでも解像していますよね。
特に、α6300にSEL18135を組み合わせたものに関しては、値段や便利ズームであることを考慮すると、ここまでしっかり描写しているんだなと、かなり驚きの結果になりました。
対決2本目!α7RⅢ vs α6300 近景ズーム対決!
遠景は、正直フルサイズの高画素メリットくらいしか違いは見れなかったので、今度は近景で200㎜までズームしての画質の違いを確認してみました。
遠景の場合は、三脚を建てて撮影していたのですが、近景ズームは手持ちで確認しているため、ちょっとずれてしまっていますが、大まかに確認していただけるとありがたいです。
ピント位置は若草山の看板になっています。
α7RⅢ(フルサイズ)+SEL70300G
α7RⅢ(APS-C)+SEL70300G
α6300+SEL70300G
α6300+SEL18135G
こちらも、やはりα7RⅢ(フルサイズ)が一歩抜けてるというか、背景のボケがとろけるようで綺麗ですね。
APS-Cは正直、ここでもそれほど大きな差はないかなと思っています。
細かい点かもしれませんが、やはりSEL18135と比べるとSEL70300Gの方が解像感はあるかなという感じはしますね。
まぁ、細かく比較しないとわからない程の微々たる差なので、ほぼ同等と思って良いと思います!!
結論。フルサイズとは違いがあるけれどAPS-Cなら大差なし!
結論として、正直屋外で撮影する場合ならば、どの組み合わせでもそれほど大きな差はないかなと感じました。
さすがにα7RⅢ(フルサイズ)は高画素による解像感も含めて、アドバンテージはありますが、それは細かく比較したうえでの話で、今回の撮影条件ではそれほど大きな差は無いのかなと感じました。
なので、これからもα6300+SEL70300Gの組み合わせは、ガンガン使って行けるな!と自信が持てました。
ただ、今年の保育園の運動会が体育館で行われるため、さすがにAPS-Cで暗い望遠ズームを使うのは厳しいかもと思っています。
なので、運動会では少しでも高感度に強くいくために、α7RⅢ(フルサイズ)+SEL70300Gか、それでも厳しそうなら、望遠は諦めてタムロンの28-75mmF2.8で撮ろうかな。
やはり、室内での撮影となると、フルサイズの高感度耐性が必要になってきますからね。
というか、便利ズームのSEL18135がかなり健闘してますよね。
いや、もうこの広い画角をカバーしつつ、これくらい撮れるんだもん、最高ですね。
室内や暗い場所以外では、かなり頼れる組み合わせだと感じました。