こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
SamyangのAPS-C用の広角単焦点レンズ、AF12mmF2.0。
以前、Eマウント用をレビューさせていただきましたが、
今回Xマウント用の12mmもレビューさせていただけることになりました!
Xマウントと言えばFUJIFILMのカメラ用のマウントということになります。
Eマウント用と合わせて比較していただけると幸いです。
※本記事はKenko Tokinaさんに提供いただいてレビューしています。
Samyang 12mm F2.0 Xマウントレビュー
軽さは正義。明るさも正義。
Samyang AF 12mm F2.0 Eは、APS-C専用単焦点レンズです。
これまで、Samyangの12mmはMFであり評判も良かったのですが、リニューアルしてオートフォーカスになり、さらに使い勝手も向上しました。
しかも軽くてコンパクトなので、本当にコンパクトなカメラにぴったりのレンズ。
気になるスペックの一部はこちらになります。
焦点距離 | 12mm |
---|---|
明るさ | F2.0-F22 |
レンズ構成 | 10群12枚 |
画角 | 99.1°(対角・APS-C) |
大きさ | 59.2mm×Φ70mm |
重さ | 213g |
フィルター径 | 62mm |
最短撮影距離 | 0.20m |
最大撮影倍率 | ×0.09 |
絞り羽根 | 7枚 |
35mm換算18mmの明るい超広角単焦点レンズで、213gの軽さは脅威!
FUJIFILMの単焦点レンズ群の中には、12mmという広角レンズはないですし、明るさもF2.0なので富士ユーザーにとっては非常にありがたいレンズだと思います。
シンプルな外観。花形フードを含めてもコンパクト
Eマウント用の12mmF2.0と同様、コロンとした可愛いケースに入っています。
この専用のレンズケースが良いサイズ感で好きなんですよね。
赤いラインもアクセントになっていて可愛いです。
レンズの外観は非常にシンプル。
切替スイッチやボタンなどは無く、フォーカスリングが付いてるのみです。
Eマウント用とレンズキャップのデザインがちょっと違うのが面白いですね。
Xの文字が刻印されてる!かっこいい!!
富士フイルムのこのXの文字、結構好きです。
コンパクトなX-E4に装着してみた
早速コンパクトなカメラ、X-E4に装着してみました。
コンパクトなカメラとの相性はやっぱり抜群!
フードもコンパクトな花形フードなので、おさまりが非常に良い!
ただ、フードが付いていると、レンズキャップ取るのがちょっと取りにくいです。
横から見たサイズ感も非常に良いですね。
X-E4、X-E3よりもさらに洗練された雰囲気になったので、本当にかっこいい。
バランスも良い感じで、今回はこの組み合わせで写真撮ってきました!
X-E4+Samyang 12mm F2.0 X作例
やっぱり撮影したいのはホテルのお部屋や構造物
ということで、X-E4とSamyan12mmを持ってまず撮影に来たのは、ウェスティン京都。
そう、やっぱり広角レンズで私が撮りたいものって、ホテルのお部屋や構造物なんですよね。
とある角度からのみハート型に見える螺旋階段も、広角だと階段の雰囲気も含めて撮影出来ますし
F2.0の浅い被写界深度を利用して、こんな文字を浮き立たせることだってできます。
というか、Eマウントの時の写真はどこで撮ったかなーって思ってみてみたら、同じホテルで撮った写真を載せていましたw
それくらい大好きなホテルなので、やっぱりレンズレビューにぴったりです。
他にもこんなレンズのレビューをこちらのホテルで撮影していましたw
フォトジェニックなホテルって、ほんと助かります!
換算18mmの焦点距離はホテル撮影にぴったり
今回宿泊したお部屋が、大幅なアップグレードによりラグジュアリースイート ジャパニーズという広いお部屋でした!
ジャパニーズというだけあって、通常のスイートルーム+和室が付いてる感じ。
12mm(換算18mm)という画角は本当にお部屋の写真を撮るのにぴったりですね。
普段は16-35mmのズームレンズを使用しているので、あと一歩広角が欲しいかな?と思ったりもしますが、歪なくきれいに撮れる画角で良いと思いました。
ミラーに映り込むお部屋の様子や、ヘリンボーンのフローリングの様子など、ディティールも細部までしっかりと描写しています。
と右から左からと顔を出してくれた弟くん。
子供の突発的な動きにもしっかりとAFが追従して、顔認証してくれました。
明るいレンズなので、和室などの比較的光がとおりにくい場所でも、ISO感度も上がりすぎずに綺麗に撮れるのがやっぱり嬉しい。
さらに暗い洗面エリアも、大理石の質感や間接照明の明かりの温かさなどもしっかり描写されています。
小物を撮影しても、F2.0のおかげで、グラスにピントが合うと、後ろのアメニティはもうすでに柔らかくボケていますね。
18mmの広角ですが、意外とテーブルフォトにも行けるので便利だなと思いました。
ラウンジに並ぶドリンクの、氷で冷やされた表面のしずる感もしっかりと写り撮ります。
ケーキやお菓子などの撮影もしっかりできていて、使い勝手はやっぱりいいですね。
室内での撮影も綺麗にぶれなく撮れるのは、やはり明るいF値の単焦点レンズのおかげだなと改めて感じました。
風景描写。すこし光には弱いかも
室内だけじゃなく、もちろん屋外での撮影も少しだけ。
レンズキャップが外しにくかったので、フードを付けずに撮影に出たのですが、そのおかげか少し光に弱い印象を受けました。
ハレーションがちょっと出やすいかも。
とはいえ、浅い被写界深度を生かした広角の写真を撮るのはやっぱり楽しく。
背景の玉ボケも、きれいだと思います。
小さなお花も最短撮影距離くらいまで近づくと、こんなに浮き立つような絵が得られます。
写り自体は非常に素直な印象を受けました。やはり使いやすいレンズですね。
空と建物の解像感も申し分なく、ほんと最近のサムヤンのレンズは非常に優秀だなと思いました。
唯一無二なXマウントのAF広角単焦点レンズ!
XマウントってEマウントと比べると、純正レンズ以外の選択肢が少ないじゃないですか。
AFだと本当に無いですし。
しかも14ミリよりも広角レンズとなると、大き目の広角ズームレンズしか今ない状況で、12mmでF2.0のこのレンズは非常に貴重な存在だと思います。
広角側、20mm以下の焦点距離の1mmの差ってかなり大きいんですよね。
その意味でも、Xマウントの12mmF2.0というレンズはかなり使える魅力的なレンズだと思いました!