こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
前回、私がほとんど母乳が出ない状態から、45日間で完全母乳まで持っていった方法についてまとめました。
こんな記事を書いておきながらあれですが、完全母乳にこだわる必要はないと思っています。
どうしても、初めての妊娠や待望の赤ちゃんだったりすると、色々な情報を受け取って、こうじゃなきゃダメ!!と思いがちですよね。
実際に私もそんな状態で、一人目の兄くんの育児を行なっていたと思います。
でも、実は別に母乳だろうが、完全ミルクであろうが、混合であろうが、本当はどうでもよくて、目の前の赤ちゃんが元気にすくすく育つことが一番大切なんですよね。
というわけで、今日は私がなぜ完全母乳にこだわってしまったのか、反省点と、完全母乳育児のデメリット・メリットをまとめてみたいと思います。
母乳神話に取り憑かれていた!?私が母乳にこだわった理由
一人目兄くんの時。自分は母乳が出るもんだと思い込んでいた
私は兄くんの出産は30時間の陣痛に耐えた後の帝王切開でした。
経過はこちらの記事を参照してください。
別に自然分娩にこだわっていたわけでもないですし、お医者様が必要だと判断して行われた帝王切開なので全く不満はありません。
ただただ、兄くんが元気に生まれてきてくれた。それだけで、もう十分でした。
しかし、母乳に関しては入院中に全然出なくて焦りました。
帝王切開だったために、兄くんに会えたのは生まれた次の日。そして、授乳指導が開始されたのは、さらにその次の日でした。
勝手に、生まれたら自然に母乳が湧き出てきて、そして授乳開始したらどんどん出てくるものだろうと思っていたため、授乳前後の体重測定で全然兄くんの体重が増えないことに衝撃を受けました。
産院自体も、母乳推奨していながらも母子別室の産院でしたし、夜間授乳に行こうにも、もうミルクあげたし休んでおけば?みたいなスタンスだったので入院中には全く哺乳量は増えませんでした。
兄くん自体は、母乳が出なくてもミルクがたっぷり飲めるし、寝ながらミルクが飲めるという素晴らしい特技もあったwので、すくすくと成長していきました。
姉妹も出てたから私も出るだろうという思い込み
なぜ私が自分も母乳が出るものだと思い込んでいたかというと、私には2人姉がいるのですが、その姉どちらも潤沢に母乳が出ていたからなんです。
姉二人ともしっかり母乳が出ていたので、同じ姉妹である私も出るもんだと思い込んでいました。
姉妹と言えども、背格好も全く違うのに、そこは一緒だと思っちゃったんですよね。
後から聞いたら、長女は3人目の時はミルクと混合だったとか、はぴこの母もはぴこを育てていた時はミルクを使っていたらしいのですが、その時は、なぜか姉妹も母も何も言わず、母乳頑張れとしか言われなかったので、頑張る以外ないなと思っていた節もあります。
そのため、ベビースケールをレンタルし、家でも授乳量をチェックして、細かくミルクの量を調整し、3時間以上授乳間隔が開かないよう、少しでも哺乳量が増えるよう、かなり頑張ったと思います。
最終的に自分一人では行き詰まってしまって、近所の桶谷式の母乳相談ができる助産院に通うようになりましたが、今でも思います。そこまでこだわる必要あったのかな?と。
2人目の時は、1人目で乳腺開通してるから余裕だろうと思っていた・・・
さて、兄くんの卒乳が完了して1年後。今度は弟くんを妊娠しました。
兄くんの時に帝王切開だったため、弟くんは予定帝王切開での出産は決定していました。
今回は、兄くんの時にすでに最終的に完全母乳に漕ぎつけたし、コツは心得ていたため、余裕でしょ!と思っていたのですが・・・
そう、2人目でも母乳育児に大いに苦労することになったのです。
私の母乳自体がスロースターターだというところもあるのですが、弟くんが兄くん以上に母乳を飲むのが下手くそだったのです。
そのため、直接母乳を飲ませるのもなかなかうまく飲めないし、母乳相談室を使っでミルクを上げるのにもかなり時間がかかって、非常に大変でした。
片側5分ずつを2セット=20分に、そのあと追加でミルクを飲ませるのが40分。
母乳量を増やすために、自分で搾乳したりもしていたので、さらに時間がかかっていました。
授乳とミルクで1時間以上かかるのに、授乳間隔は3時間おき。
弟くんの1ヶ月間は、兄くん以上に、かなりしんどかったです。
はぴこ母がお手伝いに来てくれてましたが、夜は私一人でやるので、ミルクをを飲ませながら、座ったままソファで寝ていることもしばしばありました。
混合が辛い・・・完全母乳か、出来なければ完全ミルクにしたい!!
もう、弟くんのときは本当にあまり眠れなくてつらかったです。
このままだとしんどいから、早く完全母乳か、出来なければ完全ミルクにしたい!!と思っていました。
授乳の後に、ミルクをあげていたら時間がかなりかかるので、私は母乳とミルクの混合育児が一番苦手だったんです。
そこで、はぴこ母に
と愚痴をこぼしたんですけど、はぴこ母は
と一蹴。
とか後から言ってたくせに、この時は母乳で頑張れと言われたんです。
みなさん!!母乳でもミルクでも、混合でもなんでもいいから!!
自分が一番楽な方法を選びましょーーー!!!
周りの意見はどうでも良いんです。
自分と赤ちゃんが一番楽な方法を選ぶのが正解なんです。
結局、その後私は、母乳を辞められないんだったら、何が何でも完母にしてやる!!と躍起になったため、弟くんも兄くんと同じ1ヶ月半で完全母乳に移行することが出来ました。
いや、ほんとあの時間はかなり辛かった。
兄くんはミルクを飲むのが上手だったから、まだマシだなと思いました。
私が考える母乳育児のデメリットとメリット
母乳育児のデメリットって何だろう?
世間一般にミルクより母乳を推奨される傾向が強く、母乳のメリットばかりが取り上げられますが、実はデメリットもあるわけで。
私個人が感じた完全母乳育児のデメリットをあげたいと思います。
3時間置きの授乳が必要だから子供と離れられない
まず一番大きな点ですが、3時間おきの授乳が必要なので、1人で出かけようと思っても常にタイムリミットが待ち構えています。
自分の病院に行くのに、出発前に授乳したから、何時までに戻って来なきゃいけないとか、お買い物はこの時間の授乳が終わったタイミングで行こうかとか、常に授乳の時間を考えながら生活する必要があります。
2人目となると、兄くんの保育園の送り迎えとか入ってくるので、その往復の時間なども加味する必要もあり、結構大変でした。
別に四六時中一緒にいることに対して不満はありませんでしたが、いざという時に誰かに託せないというのは結構デメリットかなとおもいます。
軌道に乗るまで時間がかかるし、出なくなってしまうこともある
これまで書いたように、母乳育児を軌道に乗せるのには結構時間がかかる人もいます。
初めから、じゃんじゃん母乳が出るタイプの人もいますが、そういう人でも気を付けないと半年後くらいに会うと、もう母乳出ないからミルクにしてるって人も多くいました。
そう結局頻回授乳を続けないと、いつまでも十分な母乳量が確保できるわけでないんです。
最初だけ頻回授乳で、軌道に乗ったら、時間が空いてもいいんでしょ?というわけではなく、断乳まで3時間間隔の授乳を続けるのが効果的です。
あまり間隔があくと、今度は乳腺炎になるリスクも高くなるので、結構注意が必要なんです。
なかなか薬が飲めない
これも結構なデメリット。薬が飲めません。
頭が痛くなったり、風邪をひいたりしても、市販の強い薬は飲めないので、じっと我慢する必要があります。
唯一、葛根湯は乳腺炎の時にも処方されるくらい、授乳中にも飲める薬になるため、私は常に常備していました。
風邪ひきそうだな・・・って時は、早めに葛根湯を飲んで、なるべく悪化しないように心がけて、何とか乗り切るのが一番です。
食べる物に気をつけないといけない
「美味しい母乳を作るためには・・・」なんて言うことは毛頭ありませんが、やはりそれなりに食べるものには気を付けるようにしていました。
アルコールは飲めませんし、飲み物もノンカフェインの飲み物にしました。
お蕎麦は母乳に出る可能性があるため、妊娠中および授乳中は食べませんでしたし、グラタン系の濃い食べ物も、詰まりやすかったので、控えめにしていました。
餅などは、夜よりも朝食べる方がいいそうです。
チョコは・・・ダメらしいけど、私は食べてましたね(笑)チョコは我慢できない。
だけど、そのほかのものは少しだけ気を使っていたと思います。
母乳育児のメリットは?
いろいろとデメリットは上げてきましたが、じゃあ、母乳育児にメリットは全く感じていなかったのか?と言われるとそうではありません。
結局総じて母乳育児にメリットを感じていたので頑張ったし続けてこれたと思うので。
私が感じるメリットは結構弱いですが、どれも大きなメリットだと感じています。
お出かけの準備とか、荷物とか、楽。
これは本当に大きい点だと思います。
だって、自分の体と授乳ケープがあれば、いつでも食事タイムに突入できるのですから(笑)
お湯を準備する必要もなく、哺乳瓶を洗う必要もなく、ミルクを買い足す必要もなく。
荷物も最小限で済みますし、飛行機に乗る機会にもお湯など気にせずに旅行することが出来ました。
ミルクほどあげる回数や量を気にしなくていい
ミルクは、1日にあげる分量とか、1回にあげる量とか、間隔をどれくらい開けなきゃいけないとか、いろいろと制約が多い気がします。
その点、母乳は欲しがるときに欲しがるだけあげれば良い。というところは優れていると思いますね。
だって、泣いたらさっと授乳するだけでOKなので、本当に気楽です!
夜泣いても、授乳で寝てくれるし、その点は非常に楽だったかなと思います。
授乳している間は、太りにくい!(太らないとは言わないw)
これは・・・と言われている?って感じですが、確かに断乳すると太りました。
それだけ、授乳でエネルギーを吸い取られているんだろうなと感じます。
また、時々ミルクより経済的!と書いてあることはありますが、私は結局授乳服や助産院に通っていたこともあり、それほど経済的ってわけではない気がします。
何を優先するのか?にもよりますが、とにかく楽っていうのが一番大きかったです。
母乳だからってママ大好きになるわけではない!自分が一番楽な方を選んで!!
最後に。
母乳にするかミルクにするか悩んでいるママで、誰かに母乳の方が子供の愛着が云々って言われたりするかもしれませんが・・・
まーーーーーーーったくそんなことないですからねっ!!
兄くんも弟くんも、同じように愛情込めて母乳で育てましたが、
- 兄くん・・・完全にパパっこ
- 弟くん・・・完全にママっこ
と性格も全く異なりますし、1人目で愛情一人占めしていた兄くんは、断乳と同時に完全なるパパっこになってしまいましたからね(笑)
なので、母乳だから、ミルクだから子供の性格が変わるってことは全くありません。
本人が一番楽なように、無理をしないやり方を選んでください。
赤ちゃんとママが笑顔で過ごせるように・・・それを一番に考えて、自分のベストを見つけてくださいね!
なんだかんだと言っていますが、私は母乳で育ててよかったと思っています。
でも、ミルクでも別に良かったかもね~という気持ちもあります。