妊娠中の子宮頸がん PR

妊娠中の子宮頸がん手術~術後から出産まで~

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こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。

前回、子宮頸がんの発覚から実際の手術までまとめましたが
今回は、術後に気を付けたことと実際の出産についてまとめたいと思います。

出産は、個人差があるので参考にならないでしょうし、
もしかしたら不安を煽る内容かもしれませんが
少なからず、兄くんの出産には子宮頸がんの手術が影響を与えているので
一応、こういう例もあるよということで、読んでいただけたらと思います。

 



 

 

子宮頸がん手術後気を付けたこと

早産予防のため極力歩かないように指示されました

子宮頸がんが無事終了し、通常の妊婦生活に戻りました。
ただ、やはり子宮頚部を切っているため通常よりは短くなっているので
今後切迫早産の心配が付きまといます。

主治医からは「極力歩かないこと。出張はNG」と指示されました。

ちょうどその頃、私は仕事で定期的に関東に行くプロジェクトをしていたのですが
新幹線は良いけど、出張だと歩くからダメ!とドクターストップがかかり
出張は他の人にお願いして、事務周りや出張せずに出来る実験などに専念することに。
私の職場は、上司も同僚も非常に理解がある人達で本当に助かりました。

一人目の妊娠だったため、家でもだいぶはぴおさんに甘えてゆっくりさせてもらいました。
弟くん妊娠の時は、兄くんのお世話があったので、全然ゆっくりできませんでしたからね。
兄くんの体当たり攻撃からお腹を守るのも必至だったし
15キロを抱っこして階段を上り下りなんて、通常業務でしたから・・・

本当に、手術は1人目の時でよかったんだと思います。
おかげで、先生から「手術したとは思えないくらい綺麗になってるよ!」
と言われるほど患部は回復してくれました。

 

整体に通っていたけど効果は不明

また、早産が心配だったので、早産予防の骨盤矯正に整体にも通いました。
一応妊婦さんにも施術可能な整体を選んで通いましたが
効果があったかどうかはかなり不明です。

整体自体は、良かったのですが
施術中に話される、なんとも信ぴょう性のない健康法話が
どうも苦手で苦痛だった記憶があります。

そうは言っても、なんとなく体には良いような気がしていたので
産後もしばらくは通っていたのですが、
あまり肩こりなどに効果があったようには感じられませんでした。

 

定期的に子宮頸がんの検査が必要

子宮頸がんの手術の後は、しばらく経過観察が必要です。
初めは3カ月くらい置きに検査を行っていましたが
現在は、半年に一度検査をしています。
再発がないかなどチェックが必要だからです。

そうでなくても、やはり女性は1年に1度は定期的に検査することをおススメします。
子宮頸がんは、早期発見で確実に治せるがんなので
面倒だし、内診台に上がるのはちょっと躊躇われますが
自分の健康のために、しっかり通うようにしましょう。

 



 

実際の出産は最終的に緊急帝王切開に

臨月に突入したらシロッカーを外しました

そんな風に、早産を心配して安静を心掛けつつも、仕事は産休まで働き
特に切迫の兆候もなく、無事臨月を迎えました。

臨月に入ると、もう早産の心配がないため
子宮頸がんの手術の際に同時に施術したシロッカーを外します。
シロッカーを外すことで、刺激されて陣痛が来ることもあるようですが
私は、特にシロッカーを外した直後には何もありませんでした。

また、これでいつ産まれてきてもOK状態になったため
これまで極力歩かないで安静に!と言われていたのが
「これからはどんどん歩いてくださいね!」
と真逆の指示が出ました。

お腹の中の兄くんも、週数よりかなり大きく成長していたので
なるべく早く出しましょうね~なんて、先生に言われるほど順調でした。

 

破水からスタート・すぐに3~4分間隔の陣痛に

シロッカーを外して2週間ほど経った39週のころ。
朝、突然お腹がきゅ~~~っと痛くなったと思ったら、突然破水しました。
私の出産は、破水スタートだったようです。

破水したので、病院に連絡して慌ててタクシーを呼んでいると
そこからどんどんお腹が痛くなり、あっという間に3~4分間隔の陣痛が開始。
陣痛って、徐々に短くなると思っていたのですが
あっという間でした。そして、ここからが長かったです。

病院につくと、内診して破水してるね~ということで
すぐに入院となりました。

 

陣痛は順調に来るのに子宮口が開かない!

朝破水して、すぐに3~4分間隔の陣痛が開始したので
もしかしたら、すぐに生まれるかもしれないぞ!と思っていたのですが
一向に、子宮口が開きません。

子宮口チェックする、助産師さんたちが
「ん・・・?全然開いてないけど・・・これどういう状況?」
とか、先生を交えて何やら話しています。

この時に、既に通常とは子宮口の様子が異なっていたのでしょう。
ずっと朝から夜まで3~4分間隔の陣痛に耐えていましたが
おそらく次の日に帝王切開になることを予想されたのか
0時から絶飲食指示が出されました・・・

0時から、飲まず食わずで陣痛と戦うことに。

さすがに陣痛がつらくて食べる気力はなかったので食べないのは平気でしたが
呼吸法とかやっているので、飲めないのはつらかった!
夜必死で陣痛と耐えている時間が非常に長くしんどかったです。
はぴおさんも陣痛のたびに背中をさすってくれていたのですが
陣痛と陣痛の合間のほんのわずかな瞬間に、寝落ちしていましたから(笑)

 

一晩明けてバルーン&陣痛促進剤投入

飲まず食わずで陣痛と戦っていたため、体も疲れてきたようで
翌朝には陣痛の間隔が伸びてしまい10~15分間隔になりました。
そして、内診するも全く状態が変わらなかったため
バルーンを入れて、子宮口を開くことになりました。
また、同時に子宮口を柔らかくする錠剤の陣痛促進剤も投入です。

陣痛促進剤を飲み始める頃には、陣痛はだいぶ遠のいていたのですが
1時間毎に、1錠ずつ促進剤が追加されるたびに、どんどんまた陣痛が出てきて
最終的にはまた5分間隔の陣痛の波がやってくるようになりました。

自然発生の陣痛よりも、陣痛促進剤で発生する陣痛ってつらいんですね。
お腹もがちがちに張るし、かなりしんどかったと思います。

また、追い打ちをかけるように、バルーン施術の効果もむなしく
私の子宮口は全く開きませんでした。

ここで、ようやく主治医の先生から
「子宮頸がんの手術の影響で、子宮口が堅くなっていて開きません。」
「このまま待っていても仕方ないので、帝王切開にしましょう。」
と帝王切開することが決まりました。

 

帝王切開が決定するも陣痛は5分間隔で続きます

帝王切開が決まったのが、お昼の11時半頃でした。
それまで、錠剤の促進剤を飲んでいたため、すでに5分間隔の陣痛がついています。
その状態で、これから帝王切開の説明や承諾書などの事務作業をする必要があります。

先生に「あの・・・帝王切開決まったのなら陣痛止められませんか?」
と尋ねたのですが「うん。無理だよ。」とあっさり却下。
ここから、ずっと5分間隔の陣痛をこらえつつ作業開始です。

まずは帝王切開の説明と、承諾書にサインを行います。
そのあとは帝王切開に向けて、術前検査として心電図とレントゲン撮影がありました。
さすがに、違う階にあるレントゲン室までは移動は難しいということで
移動可能なレントゲン機を持ってきてくれてお部屋で撮影してくれました。

あと、入院当初に刺したルート確保用の張りが、漏れていたので
針を刺しなおしたり、なかなか刺さらないので何度もさしなおしたり
それでも刺さらないので、あっちこっちの血管を探したりと散々な目に。

その間ずっと5分間隔の陣痛が襲ってきます。
結局、11時半に帝王切開が決まったものの、手術の順番などもあり
最終的に手術室に入ったのは16時過ぎてからでした・・・
この、もう帝王切開決まってるのに耐える陣痛もなかなか辛いものがありました。
破水からトータル30時間陣痛に耐えてからの帝王切開となりました。

おかげで、子宮頸がんの手術の時に怖くて仕方なかった半身麻酔用の脊椎注射も
今回は、次の陣痛が来る前に早く打って!!と、自ら背中を差し出すほどでした(笑)
まぁ、でもこれだけ時間をかけられたのも、
お腹の中の兄くんは、ずっと元気な心音を聞かせてくれていたおかげなんですけどね。

帝王切開の手術が始まってからは、あっという間に元気な産声を聞くことができました。



さいごに

こんな感じで、かなり難産の部類に入ると思いますが
無事兄くんを出産することができました。

どうして子宮頸がんの手術の影響で、子宮口が堅くなったかの理由ですが
円錐切除の手術と同時に、シロッカー術で子宮口を縛る処置を行った場合
切除した患部が治癒する過程で、シロッカーで縛った部分が
稀に硬く固まってしまうケースがあるようです。

今回、そのパターンに入ってしまったため子宮口が開くことができませんでした。

兄くんは終始元気に心音を聞かせてくれていたので
バルーンや陣痛促進剤なども使われたのだと思うのですが
もし、早めにしんどいサインが出ていたら、すぐにでも帝王切開になったんだろうと思います。

ま、兄くん自体も3500gオーバーの立派サイズだったので
なかなか降りてこれなかったのかもしれませんけどね。

兄くんの時に帝王切開だったため、弟くんは初めから予定帝王切開決定でした。
子供達が元気に生まれてくるなら、私は特に通常分娩でも帝王切開でも構いません。
お腹の子が安全に生まれてくることが一番なので、手段はどうでもいいんです。

ということで、子宮頸がん手術後の出産についてのまとめは以上です。
正直、余計に不安を煽った感があるのは否めませんが・・・
まぁ、早産予防がしっかり効果があったんだなぁという点は、参考になると思います(笑)

 

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