
こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
私は自他ともに求める広角レンズ好きなのですが、この夏非常に注目のレンズが発売されますね!
それはTamron製のSONY Eマウントに対応した広角レンズ17-28mm F/2.8 Di III RXD が7月25日に発売されます。
Tamron製のF2.8通しのズームレンズと言えば、去年発売された28-75mmの標準ズームレンズが非常に人気で、発売と同時に爆発的に売れた神レンズ。もちろん私も持っています。

そんな評判の良いレンズの広角ズーム版ということもあり、新しいレンズも予約殺到で、現時点で予想を大幅に上回る受注が出ているようです。
ということで、Eマウントの広角ズームレンズはこれまで2本、いや3本ほど所有してきた私が、新しく発売されるTamronのレンズと、これまでのレンズを比較して、おススメレンズを提案したいと思います!
7月25日発売!Tamron 17-28mm F2.8ってどんなレンズ?
フルサイズ対応17-28㎜をF2.8でカバーする広角レンズ

Tamronから7月25日に発売になる広角ズームレンズModel A046は、去年発売された28-75mmF2.8であるA036ユーザーにとっては待ちに待った広角ズームレンズです
A036と比較したスペックの比較は以下の通り。
モデル名 | A046 | A036 |
ズーム範囲 | 17-28mm | 28-75mm |
F値 | 2.8 | 2.8 |
最短撮影距離 | 0.19m | 0.19m |
手振れ補正 | × | × |
フィルター径 | 67mm | 67mm |
重さ | 420g | 550g |
サイズ | 73×99 mm | 73×117.8 mm |
実売価格(2019年7月現在) | 104,490円 | 85,910円 |
A036が発売になったとき、F2.8通しにも関わらず550gという軽さと、8万円台という破格の価格で一気に話題になりました。
しかし、その際に大多数の人が口にしていたのが
ということ。SONY純正の標準ズームレンズが軒並み24mm始まりだったので、やはりズーム端は24mmくらいの広角は欲しいなと思いました。
実際に、標準ズームレンズをA036に切り替える際に、私は追加で広角レンズを購入したほどです。

そんなA036ユーザーの広角レンジの要望にこたえた形となる今回のA046の発売。
もちろんA036ユーザーだけでなく、SONYのEマウントユーザーで、広角ズームレンズを検討している人にとっても、非常に魅力的なレンズになっているのではないでしょうか?
価格は、確かに標準ズームである28-75mmよりも2万円ほど高くはなっていますが、広角ズームレンズって、実は結構高いんです。
F2.8通しで、実売10万円台という価格は、17-28mmとちょっと控えめなズーム範囲だったとしても、非常に魅力的な価格だと言えます!
重さはわずか420g!!軽さとコンパクトさがアドバンテージ

どうしても、価格やズーム範囲が注目されがちですが、私的にA046 のおすすめポイントは、その軽さとコンパクトさだと思います!
だって、F2.8通しの広角ズームレンズなのに重さがわずか420gですよ!?
フルサイズ対応のズームレンズで、500gを切るなんてそうそうありえません。
軽い軽いと言われていた28-75mmF2.8ですら550g。
それよりもさらに180gも軽いんですから…タムロンさんの企業努力すごい。
しかも、レンズ径やフィルター径は28-75mmと共通化して、NDフィルターやPLフィルターを共用して使用することが出来ちゃうんです。
レンズ長もコンパクトだし軽いので
フルサイズセンサーのカメラを使いたいけど、レンズが重いのがネック・・・
って人には、このA036とA046兄弟はぴったりのレンズだと思います!
旅行に最適な広角レンズ!ダイナミックな写真が撮れる!

そして、コンパクトで軽い・・・これは旅行カメラにおいて非常に大切な要素です。
広角レンズって、実は普段の生活ではそれほど活用する場面って多くないと思います。
広く映りすぎてしまうため、何も考えないで撮ると、余計なものまで写ってしまい、雑多なイメージの写真になりがちです。
そう、広角レンズに相性が良い撮影シーンは、なんといっても旅行中。
旅行先の景色をダイナミックに撮りたい!という場面で、実力を最大限に発揮してくれます。
しかし、旅行に持っていくには、軽く・コンパクトでないと、荷物になって持っていく気にもなれません。
ですので、軽くて小さくて、小回りの利くこのレンズは旅行レンズに最適なレンズだと言えます!
SEL1635ZとSEL1635GMと比較するとどれがおススメ?
それぞれのスペックを比較してみる

だけど、実は現時点でSONY純正にも結構評判の良い広角ズームレンズが存在します。
F4通しとF2.8通しのいわゆる小三元、大三元を賄う優秀なレンズです。
タムロンレンズが魅力的なことはわかりますが、現時点でのSONY純正レンズと比較するとどうなのか?気になりますよね。
ということで、まずはスペックの中で、気になる点をピックアップしてみました!
Tamron A046 | SEL1635Z | SEL1635GM | |
ズーム範囲 | 17-28mm | 16-35mm | 16-35mm |
F値 | 2.8 | 4 | 2.8 |
最短撮影距離 | 0.19m | 0.28m | 0.28m |
手振れ補正 | × | 〇 | × |
防塵 | × | 〇 | 〇 |
防滴 | 〇 | 〇 | 〇 |
フィルター径 | 67mm | 72mm | 82mm |
大きさ | 73×99 mm | 78×98.5 mm | 88.5×121.6 mm |
重さ | 420 g | 518 g | 680 g |
価格(2019年7月) | ¥104,490 | ¥119,219 | ¥217,655 |
SONYの純正レンズ2本は、純粋にF4通しかF2.8通しかの違いになりますが、タムロンのA046はまたいろいろと違ったアプローチを感じるレンズですね。
ズーム範囲は狭いものの、最短撮影距離が19cmなので、被写体にかなり近づいてもピントが合うため、距離の近い小さな子供連れの撮影に最適だと思います。

またF2.8通しのレンズには搭載されていない手振れ補正が、F4通しのSEL1635Zには搭載されている点が、明るさは1段劣りますが手振れ補正に関しては強いことがうかがえます。
あとは、重さは・・・やはりA046の軽さが際立ちますね!
やっぱり500gを大きく切っているのは、非常に魅力的だなと感じました。
価格的にSEL1635Zとの戦いになると予想

スペック表で比較すると、レンズの実売価格的にSEL1635GMは選択肢には上がりにくく、A046とSEL1635Zの一騎打ちになる価格帯かなと感じます。
- ズーム範囲を多少犠牲にしても、F2.8通して軽いレンズのA046を選ぶか?
- F4通しと1段暗いが、手振れ補正もありズーム範囲の広いSEL1635Zにするか?
ここが大きなキーポイントかなと個人的には感じました。
なにを自分が優先している点なのか、そこが非常に大きなポイントかと思います。
F2.8のメリットって実際感じるのか?

そもそも、F4とF2.8というレンズの明るさの指標であるF値の違い。
そこにどれくらい違いがあるのか?気になるところですよね。
一応、SEL1635ZとSEL1635GM、それぞれのレンズで撮影した写真がいくつかありますので、それぞれのシーンについて写真を使って簡単に比べてみました。
特に気になるのが暗いシーンでの撮影についてだと思うので、実際に暗めの場所での撮影写真を比較してみたいと思います。
SEL1635ZとSEL1635GM–室内撮影比較

まずは室内撮影から。ちょうど同じお部屋を撮影した写真があるので比較してみました。
構図がちょっと違うのですが、大体同じくらいのお天気の日に同じくらいの時間帯に撮影しています。

上がF4通しのSEL1635Z。下がF2.8通しのSEL1635GMです。
それぞれの撮影時のパラメーターは下記の通り。
SEL1635Z | SEL1635GM | |
画角 | 16mm | 16mm |
F値 | 4 | 2.8 |
シャッタースピード | 1/30 | 1/30 |
ISO | 125 | 100 |
数値的にはほとんど同じで、F値の違いによってISO値が少し変わっています。
とは言え、ほとんど変わりませんね。
明るい日中の室内撮影ではほぼ変わりはないように感じます。
個人的には、SEL1635Zの暗い部分を持ち上げた時のノイズ感が気になる感じはありますね。
SEL1635ZとSEL1635GM–夜景撮影比較

続いては、夜のイルミネーションを撮影した写真の比較です。
残念ながら、同じ場所で撮影した写真ではないのですが、同じテーマパークというくくりで比較!

こちらも上がSEL1635ZとしたがSEL1635GMです。
正直、どちらの場合も夜景の撮影、非常に綺麗に撮れています!
SEL1635GMの方が色乗りや暗所のノイズ感が少ないですが、微々たる差で、SEL1635Zでも非常に綺麗に撮影で来ていると感じます。
星の撮影などの比較はありませんが、この2つの比較の中ではF2.8でもF4でも、それほど大きな差はないかもしれませんね。厳密に比較すると違いはありますが・・・
ズーム範囲の違いと軽さが多きなカギとなりそう

という感じで、正直SEL1635Zは非常に優柔なレンズなので、F2.8とF4とで大きな違いがあるかと言われると、難しいかもしれません。
それよりも気になるのが、ズーム範囲の影響かなと思います。
広角端の16mmと17mmの差は、正直それほど大きな違いはないと思います。
むしろ、望遠側の28mmと35mmの差が非常に大きいと個人的には感じます。
16-35mmのレンズを使用していて、35mmまでカバーしていて便利だな!と感じることが結構多いです。
35mmまでカバーしていると旅行中つけっぱなしにしていても、風景を広角で切り取るだけでなく、35mmでテーブルフォトまでできるので、その利便性が個人的には嬉しいです。
ただ、420gという軽さは旅行において非常に大きなアドバンテージです。
ズーム範囲を撮るか、軽さを撮るか・・・自分自身何を一番大切にしたいかで、非常に悩ましい選択になりそうな、甲乙つけがたい2つのレンズ候補になっちゃいますね。
どちらも魅力的なので非常に悩ましい!!
私が考えるそれぞれのレンズのおススメターゲット
万能で使いやすいレンズは個人的にはSEL1635Z!

まず、とりあえず万能な広角レンズが1本欲しい!という人にはSEL1635Zをお勧めします!
タムロンのレンズよりは重いですが、518gはズームレンズとしては軽いですし、F4通しとズーム領域でF値が変わらないことも使いやすいです。
周辺描写も甘くならず、しっかりきりりと写るので、非常に評価の高いレンズです。
旅行中1本で済ませられるレンズを探しているなら・・・迷わずSEL1635Zがおススメです。
明るくて軽いレンズが欲しく、画角が許容範囲ならTamronレンズ!

フルサイズのカメラは買ったはいいけれど、レンズはどれも重くて高い・・・
だけど、広角レンズが欲しい!!って人には、Tamronの17-28mmF2.8をお勧めします!
28-75mmF2.8レンズとの組み合わせは非常に優秀ですし、作例を見る限り、周辺までしっかりきりりと撮影されていて、描写力も良さそう。
なによりも、420gの軽さ、そしてコンパクト。それでいてF2.8という明るさは魅力的!
旅先で星の撮影をやりたい!ってニーズにも十分堪えてくれるレンズです。
画角も画質も妥協したくない。写真にこだわるならSEL1635GM!

ズーム範囲も明るさも、どちらも両立させたい!最高の1枚が撮りたい!!
そんな方には、清水の舞台から飛び降りる思いで、SEL1635GMを迷わずお勧めします。
正直、このレンズがあれば自分の腕が数段階UPしたような錯覚を起こすぐらい、非常に優秀で素晴らしい写真が撮れるレンズです。
もう、すごい写真撮りたいなら、このレンズ行くしかないですよ!

広角レンズの選択肢が広がってますます楽しみなEマウント
広角ズームレンズ好きな私が、これから広角ズームレンズを購入しようと検討している方にどのレンズをお勧めするのか・・・
正直、結構悩みました。
だって、どのレンズも非常に魅力的で、メリットもあり、デメリットもありで、これが絶対おすすめ!なんて、うまく言えないくらいどれも素晴らしいレンズです。
実際にSEL1635ZもSEL1635GMもどちらも使用してきて、満足できるレンズです。
またタムロンのレンズも28-75mmF2.8の写りに不満もなく、使い勝手が良いことも理解しているため、本当に悩ましいなと感じました。
つまりそんなに悩ましいほどに、Eマウントに魅力的なレンズが増えてきたってことですよね!
魅力的なレンズがたくさん増えてきたことで、選択肢も増えて、より悩ましい・・・
なんとも贅沢な悩みですが、本当に満足のいくピッタリの広角レンズを見つけてください!
APS-CセンサーのEマウントにはこちらの広角レンズがおススメ!

昨日、清水の舞台から飛び降りてしまいました。
1635gm 買ってしまいました。
1635zでもいいかなと思いましたが、思い切りました(笑)
まだまだ素人同然ですので、使いこなせるか不安ですが(笑)
広角レンズ堪能したいと思います。
>たいけんさん
おお!!行っちゃいましたか!SEL1635GM!!
重さが許容範囲なら、断然GMの方が良いですよ^^
これは到着して写真撮るのが楽しみですね♪
広角レンズ意外と使い勝手いいですよ!