こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
α7RⅢ用にSEL24105Gから入れ替えで購入したタムロンのF2.8通し標準ズームレンズ。
8月の中旬に手に入れてから、1か月ほど経ちました。
この1ヶ月間は、レンズの性能を試したくて、普段は大きいカメラは置いていきそうな場合でも、積極的に持ち出して試し撮りしました。
一応ちょこちょこと使ってみて、少しだけ感覚もつかめてきたので、今日はこれまでに撮った写真を多めで、使用感レビューを行いたいと思います!
Tamron 28-75mm F2.8 DiⅢ RXDをα7RⅢで1か月使用しましたレビュー
SEL24105Gを持っていた私がタムロンレンズを購入した理由
元々、α7RⅢと同時に購入したFE24-105mmF4というF4通しのズームレンズを使用していた私。24-105㎜というズームレンズは、Canon EOS 6D時代も使用していたこともあって便利で慣れた画角でした。
F4通しでも、フルサイズセンサーなら、それほど暗いと感じないですし、純正GレンズとあってAFも描写も良好。でも、やはりもう少し明るいレンズならいいのにな・・・と思うこともしばしばありました。
元々主役が浮き上がり背景がボケる写真が好きですし、SEL55F18ZやRA1RM2の単焦点レンズで撮る写真の美しさと比べると、SEL24105Gの写真では満足できなくて。
その上、重いとあって使用頻度もかなり少なくなってしまっていました。
SEL24105Gよりも明るいズームレンズとしては、GMレンズであるSEL2470GMがありますが、こちらは20万円を超えるお値段ですし、重さも886gと重量級なので、余計に手が出るレンズではありませんでした。
そんな折、タムロンからSONY Eマウント用のF2.8通しの明るいレンズである28-75㎜ F2.8 DiⅢ RXDが登場し発売と同時に大人気に!
F2.8通しの大三元ズームレンズでありながら550gより軽量だし、何よりお値段が8万5千円と10万円以下!!早々に購入された方々のレビューも非常に好評で、写真も素晴らしく、非常に欲しくなってきてしまいました。
確かに、画角は28-75mmと持っている24-105mmよりも狭いです。
特に広角側が28mm始まりなのは少し残念なのでかなり入れ替えることを悩んだのですが、広角側をさらに広いSEL1635Zでカバーすることで、クリアできる!と気づいたら、速攻で購入しちゃっていました。
というわけで、手に入れてから1ヶ月間あれこれと撮った写真を、例のごとく、ほぼオート撮影の撮ってだしでどうぞご覧ください。
明るい・軽いは正義!持ち出す頻度が格段に上がりました。
ミラーレスになっていくら小型になったとしても、やはりフルサイズ用のレンズは大きくて重いです。センサーサイズに対応したレンズ設計になるため仕方ないのですが、やはり重いと持ちだす頻度が減ってしまいます。
その点、このレンズは550gとF2.8通しのズームレンズとしては異例と言えるほどの軽さになっています。
それまで使っていたSEL24105Gは663gなので、110gの差なのですが数字以上に軽く感じます。長さ自体は5.5mmほどタムロンレンズの方が長いのですが、鏡筒が細いので、余計にコンパクトです。
おかげでSEL24105Gのときは、重さがネックで持ち出す気にはなかなかなれなかったのですが、このレンズでは、持ち出す際もそれほど重い!と感じることなく持ち出せるようになりました。
持ち出す頻度が上がると、写真を撮る機会も増えますし、撮影自体が楽しくなってきます。
また、F2.8の明るさもあって、いろいろな場面での撮影をこなせる安心感にもつながりました。基本的に子連れでのお出かけなので、大きいカメラは・・・と躊躇する場所でも持っていけたのは意外でした。
F2.8通しの安心感は凄い。暗い場所でも躊躇なく撮れる
そして、F2.8通しの明るさは、暗い場所での撮影でも躊躇なく安心して撮影出来る点が嬉しい。
夏と言えば花火!家の前で暗くなってからやる花火も、普段だったら迷わず55mmF1.8の明るい単焦点レンズにするところですが、F2.8という明るさを信用してタムロンレンズで撮りましたが、何の不満もなく綺麗に撮影することが出来ました。
ズームレンズなので、子供たちの近くにいながら広角で撮影したりズームしたりと画角が変えられる点も、暗い中、少し危険な花火をやっている中では安心して撮影が出来ました。
また、暗い夜の室内での撮影でも、背景をぼかしてノイズ感も無く撮影できるのは嬉しい。
室内はどうしても雑多なものが写りこんでしまいますからね。そんな時も、ズームしてもF2.8で使えるので、がちゃがちゃしたものは排除排除!して撮影することが出来ます(笑)
寄れるから、お花の撮影やすぐそばの子供の撮影も問題なくこなせる!
このレンズ、コストパフォーマンスの良さがクローズアップされがちですが、実はめちゃめちゃ使い勝手が良い部分があります。それが最短撮影距離の短さと最大撮影倍率の高さなんです!!
私結構この部分を重視するのですが、
- 最短撮影距離が短い=撮影したい被写体により近づいて撮れる
- 最大撮影倍率が高い=撮影したい被写体をより大きく撮れる
という意味になるのですが、これが非常に撮影する上で便利な項目なんです!
被写体により近づいてより大きく撮れるので、お花や室内での物撮りに非常に便利なんですよね。彼岸花に上っていたアリさんも、くっきりはっきり写し出します。
また、被写体に近づいて撮れるということは、近くにいる子供たちを撮影するのも苦じゃないということ。すぐ隣に座って、ショーに熱中する子供の顔も、座ったままでしっかり撮影出来るんです。
高画素機であるα7RⅢの解像感を損なわないしっかりとした描写力
私がメイン機としているα7RⅢは4200万画素の高画素機です。
初め、購入する前はそんなに画素数要らないんじゃない?と思っていたのですが、今はこの高画素による解像感にどはまりしてしまい、もう高画素機じゃないと満足できない!ってくらい夢中です。
なのでやはり、ボディの解像感を損なわないこともレンズには非常に重要視する部分であります。
解像感で言うならば、GMレンズであるSEL2470GMを使用した方がベストなんでしょうが
このタムロンレンズでも、全く問題ないくらいしっかりと解像して、素晴らしい描写をしています。
GMレンズの半額以下の価格のレンズで、これほどしっかり撮影出来たらもう充分なのではないでしょうか?
タムロンレンズ導入で、ここの解像感への影響が一番気になっている部分ですが、
確かに描写はカリカリというよりも柔らかい雰囲気ではありますが、解像感はまったく問題ないレベルであると私は思います。
AFは迷うときもあるけどおおむね良好
純正Gレンズからの入れ替え、特に最新レンズでAFも早いと言われているSEL24105Gからの変更で、解像感と同じくAFの早さも気になる点ではありました。
でも、正直普段使用する分には特に問題は感じません。
そりゃ、時々迷うこともありますが、基本的に欲しいところにピントはすすっと来てくれますし、顔認証や瞳AFの追従具合も、まったく問題なく駆動します。
元々SEL24105GのAFを爆速とも感じていなかったので、タムロンのAFが遅いとも感じないですね。
子供たちがわちゃわちゃと入り乱れている場面では、自分の子供を追うのはかなり難しかったですが、それはおそらくどんなレンズ・どんなボディを持ってきたとしても、難しさは同じかと思います。
すべての場面で安心して撮影できるコスパ最強のオールマイティレンズ!
SONY純正のGレンズであるSEL24105Gからの置き換えなので、正直かなり不安でした。
瞳AFや解像感など、純正レンズの方がもちろん組み合わせ的には一番なんだろうなと。
でも、実際に置き換えてみても、特にストレスなくAFも利用できますし、まったく使用感では問題ありません。
厳密に比べたら、もしかしたら違いが出てくるのかもしれませんが、私の使用範囲の中で、まったく問題ないレベルの非常に優れたレンズだと感じています。
F2.8という明るさのズームレンズで、この軽さとサイズに収めているというメリットの方が際立っていて、広角側が少し狭いとか、そういうちょっとしたネガティブな部分もあっさり払拭されてしまいます。
おそらく、ここを24mm始まりとかしちゃうと、もっと大きく重くなってしまうんでしょうね。バランス良く収めているという点で、非常に考えられた設計なんだと感じました。
軽くてコンパクトで明るい使い勝手の良い標準ズームレンズとしては最適な選択だと思います!
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