妊娠中の子宮頸がん PR

妊娠中の子宮頸がん手術~発覚から手術まで~

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こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
前回の記事で、兄くん妊娠中に子宮頸がんの手術を行ったことを報告しましたが
今日は、実際に子宮頸がん発覚から手術するまでのことを記載したいと思います。

ちなみに、コウノドリの原作では、サクラ先生のお母さんの話とリンクして
詳細に記載されているので、かなり読み応えある内容になっています。
コウノドリの原作で、子宮頸がんについて記載されているのは13巻~14巻です。

原作なので、ドラマのネタバレに繋がることもあるため気を付けて読んでくださいね。
まぁ、若干ドラマでは内容が変わっていたりするので、そこを見るのも楽しいです。
2シーズン目の新キャラ・ゴローちゃんは原作とはだいぶイメージ違う感じですしね。
Boomの宮沢さんの息子さん、お父さん似でとってもかっこいいですが
ちょっとゴローちゃんのイメージとは違うんですよねぇ・・・
まぁ、星野源さんの四宮先生も、私の中でのイメージとは違うんですけどね。

 



 

子宮頸がんが発覚するまで

突如言われた精密検査

妊娠して病院にお世話になるようになり
無事心拍も確認出来て、母子手帳も交付されほっと一安心したのも束の間。
初期検査も一通りこなして、2週間後の検診で突然精密検査をすることに。

しかも、通常の内診の途中で
「ちょっと子宮頸がん引っかかったから、精密検査するね~」
と軽く言われて、行われた組織診でした。

組織診、前回削り取ると書きましたが、正確には小さく切り取る感じなんですよ。
痛みはさほど強くはないですが、やはりちょっと痛いですし
私の場合は、思ったより出血が止まりにくかったようで大変でした。

でも、この時は精密検査も特に深刻な様子ではなく行われたので
ちょっと引っかかったけど、それほど問題ではない程度なんだろうなと思い
特に気にせず、そうか~引っかかっちゃったか~程度でした。
その結果を聞くために、また2週間後の予約をしてその日は終了しました。

 

不穏な病院からの突然の電話

精密検査から1週間後。突然病院から電話がかかってきました。
次の予約まではまだ1週間あるのになんだろう?と出てみると

「先生がお話したいことがあるそうなので、明日病院に来れますか?」

と突然の申し出でした。
1週間後に予約してるけど、それではダメなのか?と聞いたところ
先生が明日のほうが良いと言っています。との返事。

この時、あ、こないだの結果なんか悪いんだ。と感じました。

水曜日の仕事中に電話が来たので、とりあえず明日やらなければいけない仕事を
同僚くんに引き継ぎをしたりして、明日の休みを確保。
同僚くんに「あれ?私死ぬのかな?」なんて冗談を言ったりしてましたが
そんなん言われた同僚くん、たまったもんじゃないですね(笑)
ごめんね、同僚くん。

とりあえず、なんとか休みを確保して次の日に病院に行きました。

 

1日で出した結論は・・・右往左往しました

なんとか休みを確保し、木曜日に一人で病院へ行きました。
その時に、先生に伝えられた結果が

中度~高度異形成。円錐切除での精査が望ましい

という検査結果でした。
先生の見解では、悪くても高度異形成だろうとのこと。
高度異形成がどういう状態なのかということは、本を見ながら説明してくれました。

そして、妊娠してなければ、すぐに手術をする状態ですがあなたはどうしますか?
と突然判断を迫られます。
病院から電話が来るまで、まったく問題ないと思っていた矢先
突然、手術という言葉を突き付けられて、頭真っ白で即答なんて出来るはずもありません。
とりあえず、来週にも手術が必要なので明日までに回答してと言われてその日は帰りました。

で、家に帰って家族に相談。
母や姉は私が子供がなかなか出来なくて心配していたこともあり
どうして・・・という気持ちが強く、なんとも言えない感じでしたね。
同じ女性として、子供に何か影響があったら・・・という気持ちも理解できたのだと思います。

逆に、はぴこ父は、姉から話を聞いて電話をかけてきたのですが
「今回は子供諦めて手術しろ!お父さんの言うことは聞け!」
と言い出し、黙れクソおやじ!!と憤慨した記憶もあります(笑)
いや、まぁ、私のことを心配してくれての発言だと思いますけどね。
子供、諦められるわけないじゃないですか。ほんと。何言ってんだ!って感じでした。

そして仕事から帰ってきたはぴおさんと、一晩中話し合いしました。

はぴおさんは、先輩から「そばにいてあげなさい」と言ってもらい
次の日一緒に病院に行けるように、休みを取ってきてくれました。
なので、一緒に病院に行ってくれ、もう一度先生から説明を受けました。

実は、病院に行ったとき、私は手術はしない!と伝えるつもりでした。
でも、結局再度先生の話を聞いたり、はぴおさんの話を思い出したりして
右往左往しつつ考えた結果、手術することに決めたんです。

お腹の子供はきっと大丈夫!と信じて。

 



 

 

妊娠中の子宮頸がんの手術について

手術が決まれば術前検査が必要です

手術をすると決まったら、もう後は前に進むだけ。
とりあえず来週早々に手術になるため、入院の説明を受けて
診察の後そのまま術前検査をすることになりました。

術前検査は、耳たぶを針で刺して血液が止まるまでの時間を計測したり
肺活量の計測、心電図の測定などでした。
すべて終了するまで、結構時間がかかりましたね。

また、入院するので急いで入院準備も必要です。
出産時の入院で使用できるように、マタニティ用パジャマを購入したり
入院必須リストに書いてあるもろもろを準備したり。
臨月までに準備しとけばいいや~と思っていたものを
一気に準備する必要があったので、土日はそれでつぶれてしまった感があります。

手術すると決めてからは、忙しくて悩む暇もなかったですね。

 

結婚指輪外れますか?

次の週の月曜日、早速入院し手術は火曜日に決まりました。
この時、妊娠13週くらいだったと思います。
ここで、大きな問題が発覚。

じつは、結婚してから大幅増量してしまいまして・・・
付けっぱなしにしていた結婚指輪が抜けなくなっていたんですよね。
手術は電気メスを使用するため、金属類は外す必要があります。
もちろん、指輪なども外さなければいけません。

なんとか、指輪を外そうと試みたのですがなかなか外れず
看護師さん3人がかりで、アレコレやってみたけど
余計に指が腫れてさらに抜けなくなるという悪循環。

結局、病院の救急からリングカッターを借りてきて
指輪を切断することになって、ようやく外れました・・・
みなさん、指輪外れますか?
出産までには外すように必ず言われますので、外しましょうね。

指輪を外す作業で、初日は終了してしましました。

 

手術は下半身麻酔で30~40分程度

手術は、下半身麻酔で行います。
なので、前日の夜ご飯を食べてから絶飲食でした。
頸がん手術の時は、大部屋に入院していたので
朝やお昼に皆さん食事取っているのが羨ましかったです。

もう一つ、手術した病院で衝撃的だったのは
手術中のBGMとアロマの香りを自分で選べるところ。
いや、普通の総合病院だったんですけどね。
特にBGMは希望がなかったので希望は出さなかったのですが
何かしら音楽が鳴っていたと思います。

手術自体は麻酔が効いてから30~40分くらいでした。
一番怖かったのは、麻酔のための脊椎注射でしたね。
一応痛くないように、初めに局所麻酔を打った後に大きな注射をするので
痛みはそれほど感じないけれど、針が入ってくる感覚は恐怖そのものでしたね。

麻酔が効いてきたら、もうまな板の鯉になるのみです。

術後、切除した部分を見せてくれましたが、何が何だか?という感じでした。
はぴおさんも切除した部分を見せられたようで、
あまり見たくないものだった・・・とちょっと凹んでました(笑)
一応、妊娠中ということで、通常の円錐切除よりは浅めに切ってくれたようです。

また、円錐切除をすることで早産のリスクが高まるため
シロッカー術という、子宮口を縛る手術も同時に行いました。

 

術後は念のため張り止めの点滴を打ちました

手術後は、手術や麻酔による影響で子宮の収縮などが起きないように
切迫早産などに用いられる、張り止めのウテメリン点滴を行いました。

ウテメリン、使用されたことがある方ならわかると思いますが
結構副作用がきついです。
手の震えや、ホットフラッシュが私も結構感じてしんどかったなぁ。
ウテメリンは2日~3日ほど点滴したと思います。

術後、患部の傷みなどは私はあまり感じませんでした。
麻酔が切れても特に痛くもなく、痛み止めなども飲みませんでした。

非妊娠時の子宮頸がんの円錐切除の手術入院は
手術の日も含めて3泊4日くらいで退院となるようですが
私は妊娠中ということもあり、突然の出血などを懸念して
トータル8日間入院しました。

後半は点滴も外れ、特にやることもなく非常に暇だった覚えがあります。

 

結果は2週間後。え!?残ってる!?

円錐切除の手術は、患部を切除して病気を治療する名目でもありますが
切除した部分を観察して、患部の状態や浸潤度を確認する検査名目でも行われます。
切除した部分の断面を見て、それ以上浸潤していないかなどが確認できるんです。
私の場合も、しっかりした検査結果は退院してから2週間後の
5カ月妊婦検診の時に教えてもらいました。

診察室に入ったと同時に先生から

「あのね、上皮内がん、出ちゃったよ」

とあっさり告知されました。あぁ、出ちゃいましたか~って感じでした。
でも、その後の先生の発言がもっと衝撃的。

「あとね、少し残っちゃってるみたいだから、今から取っちゃおう!」

とあっさり決定。
え?残ってるの?てか、今から取るの??とまたまたあまり心構えもないまま内診室に移動して
局所麻酔で、ちゃちゃっと残ってる部分を切除されてしまいました。
てか、話はやっ!!告知も含め、発言かるっ!!(笑)

まぁ、残ってたら産後だね~とは言われていたのですが
少しだけだったから、その場でちゃちゃっと取ってくれたんだと思います。
実際、後から追加で取った部分も検査に出してくれて
それ以上浸潤していないことを確認してくれました。

これで、一応子宮頸がんの手術としては完了です。
子宮頸がんは、0期の上皮内がんではそのほかへの転移などの心配もないため
抗がん剤などの使用もなく、あっさり終了できます。
なので、やはり早期に発見して手術をすることが一番最適な治療法だと思います。

 



 

さいごに

以上、発覚から手術するまでの流れです。
正直、手術するまでは非常に重たくたくさんの事を悩んだのですが
手術が決まったら、あっさりとどんどん話が進んでいきました。
あんなに悩んでたのはなんだったの?というくらい術後も順調で
あっさりしたものだなと思います。

非妊娠時の円錐切除の手術だと、本当にぱぱっと終わるんでしょうね。

なので、やはり女性は定期的に子宮頸がんの検査をして
早期発見早期治療する必要があるんだと、強く思います。

私は、定期的に頸がん検査をしていたつもりになっていたのですが
よくよく調べたら、妊娠するまで3年ほど検査に行っていなかったようです。
3年前の検査では、特に問題がなかったので、今回見つかって本当にラッキーでした。

子宮頸がんは他の部位のがんに比べて進行度は遅めだと言いますが
でもやはり、子宮頸部深くまで浸潤してしまうと
リンパ節などへの転移も心配になってしまいますし、子宮全摘出が必要になります。
30歳過ぎると、地域で無料の検診などの案内が来ると思います。
無料で受けられる検診ですので、ぜひ忘れず受けるようにしましょうね。

次回は、術後にどんなことに気を付けていたかと、実際出産時にどうだったかについて
まとめたいと思います。

 

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