妊娠中の子宮頸がん

ドラマ・コウノドリをみて~私も妊娠中に子宮頸がんの手術を受けました~

こんにちは!はぴこ(@HappyTravelerwK)です。
旅行記を進めていますが、ちょっと一休みしまして・・・

先週から、ドラマ・コウノドリがスタートしましたね!
私は原作コミック全巻読むくらい、コウノドリ大好きです。
前回のドラマ化も毎回号泣しながら観ていたので
コウノドリ2も、非常に楽しみに録画しています。
寝かしつけの時間と被りがちなので、なかなかオンタイムには観れませんが。

 

第一回の放送も、録画でしっかり泣きながら観させていただいたのですが
次回の予告を見て、やはり今クールは絶対その話やるよね・・・と思い
一度自分の体験をブログにまとめてみようかと思いました。

実は私も兄くん妊娠中に、初期の子宮頸がんと診断を受け手術を行いました。

コウノドリでは、私よりもさらに進んだ子宮頸がんで
子宮の全摘手術を行っていますが、私は初期だったため簡単な手術で済みました。
それでも、やはり妊娠中ということで、かなり不安で仕方なかったです。

なので、私の体験談が、いま不安で仕方ない誰かの目に留まり
少しでもその不安を和らげることが出来たらと思い、ブログに綴ってみたいと思います。

 



 

妊娠中に子宮頸がんと診断されたら

子宮頸がんとは?クラスとステージの違いについて

子宮頸がんとは、平たく言うと子宮頚部に出来るがんのことです。
医療者ではない私が中途半端な情報を記載することは出来ませんので
詳細は、日本産婦人科学会のこちらのHPを参照して下さい。

子宮頸がんの検査で、異常があると診断されるときに混乱しがちなのが
子宮頸がん独特のクラスの表示と、一般的ながん告知に用いられるステージとの混同です。

子宮頸がんの検査で異常ありと言われて伝えられるクラスは
がん告知のステージとは異なり、下記のようなクラス分けになります。

クラス 診断内容
クラスⅠ 異常なし
クラスⅡ 異常細胞があるが正常
クラスⅢa 軽度~中度異形成
クラスⅢb 高度異形成
クラスⅣ 上皮内がん
クラスⅤ 浸潤がん

異形成とは、子宮頚部の細胞が異常な形になってきている状態を表すため
前がん状態であると言えますが、異形成が必ずがん化するわけでもないそうです。
なので、軽度~中度の異形成の場合はすぐに手術を行うわけではなく
経過観察をすることの方が多いようです。

また、一般的ながんのステージで表現すると
クラスⅣの上皮内がんがステージ0の初期がんに分類され
クラスⅤの浸潤がんの浸潤度によりステージが分類されるようです。

 

妊娠初期の子宮がん検査について

お子さんをお持ちの方だったらご存知だと思いますが
妊娠すると、産婦人科に行って妊婦検診を受ける必要があります。
その初期妊婦検診で、今は必ず子宮頸がんの検査が行われます。

この初期検査は、いわゆるスクリーニング検査で
子宮頚部の細胞を少しだけこすり取って採取して検査します。
基本的には、この細胞診で異常がなければそれで終了ですが
異常がありそうな人はさらに追加で詳細な組織診が行われます。

この組織診は、コルポスコープ診という顕微鏡を使って患部を詳細に観察し
一番疑わしい場所の組織を、削り取って検査を行います。
通常のスクリーニング検査と異なり、組織を削り取るので
出血を伴うため、注意が必要です。ナプキンがあると安心ですよ。

ちなみに、はぴこは組織診の時は中度から悪くて高度異形成だろうと言われましたが
実際に円錐切除術で手術して精密検査した結果、上皮内がんが見つかりました。
ステージ0の初期がんだったようです。

組織診で精密検査を行っていたとしても、一部の組織しか検査できないため
本当に自分がどの状態なのかは円錐切除などの手術をしてみないと分からないと言えます。

 



 

 

妊娠中の手術は本当に必要なのか?

組織診での精密検査で、高度異形成以上の異常が見られた場合
非妊娠時であれば、すぐに円錐切除術という患部を円錐状に切り取る手術が行われます。
円錐切除術は、患部の治療という名目もありますが
更に切除した部分を精密検査して細胞の状態を確認したり
もっと浸潤していないかを確認するための検査手術の名目も兼ねています。

しかし、妊娠中だと赤ちゃんが育っている子宮のすぐ近くの頸部を手術するので
かなり不安ですし、できればなるべく手術せずにいたいですよね。

実際、妊娠中の子宮頸がんの手術に関してはかなり慎重に行われるようです。
日本婦人科腫瘍学会の子宮頸がん治療ガイドラインにも
妊娠合併子宮頸がんの治療について記載されていますが
高度異形成~上皮内癌が疑われる場合の円錐切除術は
産後に行うことが望ましいとは記載されています。

しかし実際は、各産婦人科医の判断にゆだねられるようです。

私の主治医は、手術をしてもしなくてもどちらでも良いけど
妊娠していなければ、すぐにでも手術する状態だよと
出来れば手術をやった方が良いという感じでした。
結局、するかしないかの判断は、当事者であるはぴこに委ねられたわけです。

ただ、手術をするとしたら、血流量が大幅に増える前に行う必要があるため
週数の少ない時期にやる必要があるから、今日明日で結論を出せと言われました。

そのため、妊娠中に手術するデメリットとメリットについて
早急に考えて、結論を導き出したことを覚えています。

 

妊娠中に手術を行うメリット・デメリット

妊娠中に手術するメリットとしては

  • いまなら悪くて上皮内がんだから円錐切除ですべてとれるだろう
  • 患部を切除するので、進行する心配がない
  • 子宮頸部表面の手術なので、胎児影響はない
  • 出産まで不安な気持ちを引きずる必要がない

が挙げられると思います。
逆に妊娠中に手術するデメリットとしては

  • 妊娠中なので出血量が通常より多いことが懸念される
  • 出血が多いと輸血が必要になったり、最悪胎児に影響があるかも
  • 子宮頚を切るので、流産・早産のリスクが多少上がる

というものが挙げられました。
デメリットに関しては、やはり出血による流産が一番怖かったです。

出血を最小限に抑えるために、
まだ子宮が大きくなっていない週数での手術が必要なため
かなり手術するか否かの判断を早急に求められました。

本当に、木曜日に告知され、来週早々に手術する必要があるから
金曜日までに返事してね、ってくらいのスピード感です。
おかげで頭の中ぐるぐるごちゃごちゃでしたよ。

また、今手術しない場合、産後に手術することにした場合の
メリットやデメリットについても同様に考えました。

 

産後に手術を行うメリット・デメリット

実際に産後に手術を行う場合のメリットとしては

  • 出産してからなのでお腹の赤ちゃんのリスクがない
  • 産後1~2カ月後に手術になるので、出血の心配もない
  • 産後の入院だと3~4日で退院できる

が挙げられます。実際妊娠中の手術では、8日間入院しました。
続いて、産後に手術するデメリットです。

  • 妊娠中に継続的に検査が必要で、不安もそのまま
  • 産後に手術なので、赤ちゃんを残して入院が必要となる
  • 妊娠中にもし進行が見られたら、週数が進んでいるので円錐切除は不可
  • 最悪の場合、分娩と同時に子宮全摘出になるかもしれない

という点が挙げられます。
正直、どちらもメリット・デメリットが多く難しい判断で
はぴこ母やはぴこの姉に相談したり、はぴおさんとたくさん話し、
ネットでたくさん検索して、上述した産科学会のガイドラインを読んだりして
何が最善の方法なのか・・・とかなり悩みました。

 

どうして妊娠中に手術することにしたのか?

正直、はぴこは妊娠中に手術するのは怖くて嫌でした。
結婚してから、なかなか子供に恵まれず、やっとできた待望の子でしたので
少しでも子供にリスクがあることは、やりたくなかったのです。

ガイドラインでは産後で良いとなっているのだから産後にしよう。

本当はそう思っていました。
だけど、はぴおさんは手術をしてほしいと思っていたようです。
手術してほしいと、私に強く押し付けることはなかったのですが、
やはり、私の体の事が心配だったようで手術はしてほしいと考えていたようです。

「僕たちの子は強いから。きっと大丈夫だよ」

お腹の子が心配と不安がる私に、はぴおさんがそう言ってくれ
そんな風に一緒に悩んでくれる人が、手術を望んでいるのなら・・・と考えて
苦渋の選択でしたが、手術をすることに決めました。

まぁ、実際手術をしてみて、悪くて高度異形成と言われていたのに
円錐切除の結果、上皮内がんでそこそこの深度まで進んでいたようだったので
産後まで待たずに手術して正解だったんだと思います。



さいごに

どうして今回、このようなブログを書いたかと言いますと
初めにも書きましたが、本当に今不安な人に見てほしいなと思ったからです。

実際、私も手術が必要と言われて、結論を迫られて頭真っ白になりながらも
インターネットで検索していろいろな情報を収集しようと思いました。
実際、産科学会のガイドラインなども読みましたし、参考にしましたが
あまり実際に手術を経験した方の体験談が少ないと感じました。
私が本当に一番知りたかったのは、実際に手術した人の生の声だったんです。

私は、妊娠中に手術しましたが、無事兄くんも生まれましたし
そのあとに弟くんも妊娠・出産して、今現在元気に男児2人の母をやっています。
子供達は二人とも元気でやんちゃで、てんてこ舞いです。
でも、とっても大事な二人を抱きしめられて、本当に幸せな毎日です。

こんなポジティブな体験談があれば、今不安になっていろいろ調べている人にも
多少なりとも勇気を与えられるんじゃないかな?と思い書いてみることにしました。
今は、いきなりのことで頭の中真っ白だと思いますが冷静に状況を判断して
きっと大丈夫!!と思って、乗り越えていきましょうね。

次回は、実際に発覚から手術までと術後から出産までを記事にしたいと思います。

あと、女性のみなさん!!
子宮頸がんの定期検診は、忘れずに受けましょうね!
コウノトリ先生も、早期発見で確実に治療すれば子宮頸がんはこわくない!と言ってますよ。

 

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